先程マスレエフの投稿で知ったのですが、バシキロフが亡くなったそうです。
情熱あるレッスンは、各国のマスタークラスを受けた生徒さんたちの中に強く残っていると思います。
あるインターナショナルサマーアカデミーを受講した時、バシキロフ氏のレッスンは聴講生で常に溢れていました。
たまたま部屋の屋外側の窓のそばを通った時に、バシキロフ氏の声が聞こえてきたことがありました。
大きな声で、
「Nein! Nein!」
何を「違う」と言っているのかと暫くそばで聞いておりましたが、よっぽど怒っていらしたのか「Nein!」しか仰らず、何の曲をレッスンしているかさえわかりませんでした。
一音弾くたびに「Nein!」
同じ音しか聞こえず全く先に進まない様子でしたので、諦めてその場を去りました。
別の日はご機嫌だったのか、窓のそばを通りかかった時にシューマンの幻想曲第2楽章が聞こえてきました。その時は笑顔でお話しされているのだろうというお声が聞こえてきました。
大きな声でなければ外までは何を話されているかはわからなかったので、どんなこと仰っているのだろう・・と残念な気持ちでその場を去りました。
バシキロフとはその程度の思い出しかないのですが、外に聞こえてきたあのお声の感じから音楽への情熱をしっかりと感じました。
訃報を知り、やはり悲しかったです。
グネーシンの生徒さんのレッスンです。2017年10月に行われたマスタークラスのようです。
情熱あるレッスンは、各国のマスタークラスを受けた生徒さんたちの中に強く残っていると思います。
あるインターナショナルサマーアカデミーを受講した時、バシキロフ氏のレッスンは聴講生で常に溢れていました。
たまたま部屋の屋外側の窓のそばを通った時に、バシキロフ氏の声が聞こえてきたことがありました。
大きな声で、
「Nein! Nein!」
何を「違う」と言っているのかと暫くそばで聞いておりましたが、よっぽど怒っていらしたのか「Nein!」しか仰らず、何の曲をレッスンしているかさえわかりませんでした。
一音弾くたびに「Nein!」
同じ音しか聞こえず全く先に進まない様子でしたので、諦めてその場を去りました。
別の日はご機嫌だったのか、窓のそばを通りかかった時にシューマンの幻想曲第2楽章が聞こえてきました。その時は笑顔でお話しされているのだろうというお声が聞こえてきました。
大きな声でなければ外までは何を話されているかはわからなかったので、どんなこと仰っているのだろう・・と残念な気持ちでその場を去りました。
バシキロフとはその程度の思い出しかないのですが、外に聞こえてきたあのお声の感じから音楽への情熱をしっかりと感じました。
訃報を知り、やはり悲しかったです。
グネーシンの生徒さんのレッスンです。2017年10月に行われたマスタークラスのようです。