おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

50年以上前から~名教師Anna Danilovna Artobolevskaya

2018年01月22日 | 重力奏法
面白いものを見つけました。

40年近く眠っていたAnna Danilovna Artobolevskaya(1905 -1988)という先生の生徒さんの習い始めて1年後の演奏とレッスンノートの記録です。

ノートはロシア語なのでほとんどわかりませんが、日付と「ノクチュルヌ」「バルカローレ」「ソナチネ」「エチュ―ド」「クレメンティ」「バッハ」「シューマン」と言う言葉が読み取れました。

生徒さんが弾いた曲を記入したノートのようです。

彼女はウクライナのキエフ出身で(ゴリン先生と同じです)モスクワ中央音楽学校とグネーシンの教師をしていたようです。
ロシアン・メソッドを形成した中心人物の一人だそうです。

アメリカのあるロシアンピアノスクールのHPに次のようにあります。
「Anna Artobolevskayaは、モスクワ中央音楽学校の優れたピアノ教師でした。彼女は熱意とすべての学生への無限の創造的なアプローチで知られていました。ピアノを教える芸術でArtobolevskayaは最高のアーティストでした。」

著名な先生のようです。
彼女はまた生徒の両親の協力の必要性も訴えていたようです。
「両親の役割は、音楽パートナー、励まし人、支持者、同僚、そして最終的には聴衆の資質を集めることです!両親の教育は子供の教育と同時に始まります。」
と、これまた他のピアノスクールのHPにありました。

さて、この動画で聴こえてくる曲のいくつかは、ゴリン先生やモスクワ中央音楽学校の先生が生徒さんに弾かせている曲と同じです。「はじめの一歩」にある曲も聞こえます。

たいへん興味深いです。

Первый год у А.Д.Артоболевской. К 100-летию со дня рождения


こちらは中央音楽学校の先生の初級の生徒さんの1回目のレッスンの様子です。
ゴリン先生と同じようなことをされています。
(この方、前回のチャイコフスキーコンクールで3位になったハリトノフの先生です。)
実はこちらの動画でロシアのピアノの導入法を知りました。
言葉は「ハラ―ショ」しかわかりませんが・・
Занятия с начинающими Эпизод 1
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