コルトーの「フランス・ピアノ音楽1」(音楽の友社)を
読んでいます。
コルトーの文章は美しいです。
ただ、読みやすくはないです・・
ひとつのことを表現するのに、
修飾された言葉が非常に多いです。
その言葉が美しいのですが、
情景を一つ一つ想像してしまうので、
読むのに時間はかかります。
よくこれだけのことを想像できるなと、
この領域にいる芸術家の
鋭敏な感性に驚嘆。
また、言い回しが
ストレートではないので
レッスンを受ける生徒さんは
たいへんだったのでは・・
と、思ったりして。
例えば、
ドビュッシーの前奏曲の形式について
「あらゆる楽想に予定された展開を
厳格に課することなく表現する素直さなどと共に」
と、あります。
古典的な形式で書かれていない、
という意味だと思いますが、
彼の文は、ほぼこの調子です。
うっかり、ボ~ッと読んでしまうと、
何書いてあったっけ?
と、何行も戻る羽目に・・
子供の領分について書かれた部分が
素晴らしいです。
曲のイメージが、別次元。
象の子守歌について
書かれた一部です。
「おとぎの国よりも心を奪う子供の不思議な心中の夢を、
まったく目覚めた状態で追い求める6歳のシェヘラザードが、
自分自身のために創作したお話を
黙ったまま象に物語る」
空想の物語を象のぬいぐるみに
心の中で語りかける
意味としては
このようなことでも、
コルトーの言葉は、曲のイメージを膨らませます。
読み終えるのに時間がかかりそうですが、
コルトーはとても好きなピアニストなので、
じっくり読んで
音楽のヒントを頂戴しようと思います。
読んでいます。
コルトーの文章は美しいです。
ただ、読みやすくはないです・・
ひとつのことを表現するのに、
修飾された言葉が非常に多いです。
その言葉が美しいのですが、
情景を一つ一つ想像してしまうので、
読むのに時間はかかります。
よくこれだけのことを想像できるなと、
この領域にいる芸術家の
鋭敏な感性に驚嘆。
また、言い回しが
ストレートではないので
レッスンを受ける生徒さんは
たいへんだったのでは・・
と、思ったりして。
例えば、
ドビュッシーの前奏曲の形式について
「あらゆる楽想に予定された展開を
厳格に課することなく表現する素直さなどと共に」
と、あります。
古典的な形式で書かれていない、
という意味だと思いますが、
彼の文は、ほぼこの調子です。
うっかり、ボ~ッと読んでしまうと、
何書いてあったっけ?
と、何行も戻る羽目に・・
子供の領分について書かれた部分が
素晴らしいです。
曲のイメージが、別次元。
象の子守歌について
書かれた一部です。
「おとぎの国よりも心を奪う子供の不思議な心中の夢を、
まったく目覚めた状態で追い求める6歳のシェヘラザードが、
自分自身のために創作したお話を
黙ったまま象に物語る」
空想の物語を象のぬいぐるみに
心の中で語りかける
意味としては
このようなことでも、
コルトーの言葉は、曲のイメージを膨らませます。
読み終えるのに時間がかかりそうですが、
コルトーはとても好きなピアニストなので、
じっくり読んで
音楽のヒントを頂戴しようと思います。