おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

「どちらの手を動かしているかが分からない」子供2(第10号)

2012年05月03日 | 苦手なことがある子供たち
手の感覚が分からないと思われる子供は、まん中のドに1の指を置くことさえ儘なりません。

ゆっくりゆっくりとまん中のドに近付き、あと少しという所で突然反対の手にかわってしまったり、他の指にかわってしまったり、または別の音に着地したりします。

本人はドの位置も指の番号もわかっています。
しかし、思う場所に手が置けないのです。

初めてこのような生徒に出会った時、一体どうしたら良いのだろうと困りました。
ところがちょうどこの頃、私は自閉症の生徒にある運動を始めていました。

自閉症の生徒は手の感覚が分からない様子は見られませんでしたが、ピアノを弾く時にいつも片手の1本指でブツブツと音を切って弾いていたので、両手を使えるようにしたいと思い、始めたものでした。

これは、リトミックの故・橋内良枝先生が考案されたもので、「おもちゃのチャチャチャ」に合わせ手を交差させるというものです。


「どちらの手を動かしているかが分からない」子供3に続きます。


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