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ポニョ・おくりびと効果 東宝の売上高最高、松竹も黒字

2009-04-25 11:11:44 | 映画 話題等
ポニョ・おくりびと効果 東宝の売上高最高、松竹も黒字



 映画大手2社が24日に発表した09年2月期連結決算は、ともに大ヒットした邦画が下支えとなった。「崖(がけ)の上のポニョ」が人気を集めた東宝は増収増益の好決算となった。

 東宝の売上高は前期比4.1%増の2134億円で過去最高。営業利益も16.5%増の232億円。純利益は株安による有価証券の評価損が膨らみ、68.5%減の22億円だった。ただ、9月に公開予定の映画に主演するSMAPの草なぎ(なぎは弓へんに剪)剛さんが逮捕され、作品の公開は不透明になった。10年2月期の業績について、浦井敏之取締役は「今は判断材料がない」と説明した。
 松竹は売上高が1.5%増の949億円、営業利益は17.1%減の15億円。洋画の不振が響いたが、米アカデミー賞を受賞した「おくりびと」が支えた。純損益は3億円の赤字から1億円の黒字に転換した。「おくりびと」の興行は引き続き好調で、10年2月期の営業利益は、52.4%の営業増益を見込む。

2. 映画の年齢区分に新表記…映倫が5月から採用

 劇場で上映される映画を事前審査する第3者機関、映倫管理委員会(井出孫六委員長)は23日、年齢によって入場制限などを定める区分の表記を、5月から改定すると発表した。
 新たな区分表記は、年齢を問わず誰でも観賞できる「G」、18歳以上の「R18+」、15歳以上の「R15+」、12歳未満には保護者の助言・指導が必要となる「PG12」の四段階。
 従来は「一般」「R―18」「R―15」「PG―12」で、実質的な区分の仕方や審査基準に変更はない。
 映倫は「禁止や制限よりも、年齢別に観覧を薦める意味合いを強めるため、表記をマイナスからプラスに変えた」と説明。全国の映画館にポスターを配布するなどして周知を図る。
 また映倫は、表現の自由をうたうとともに審査基準を分かりやすく明文化した「映画倫理綱領」を新たに制定。正式名称も5月1日付で「映画倫理委員会」に変更するほか、ホームページでの審査結果の公開や審査対象の拡大方針なども明らかにした。



3. 文化庁、5月22日からブルーレイに課金 著作権料を上乗せ

 文化庁は、ブルーレイ・ディスク(BD)とその録画機器の価格に著作権料(補償金)を上乗せする政令を、5月22日に施行することを決めた。映像の著作権権利者団体とメーカー側の調整が難航。当初予定の4月1日からずれ込んだ。
 文化庁は22日までに公表する施行通知で、デジタル放送についてはメーカーが補償金の回収に協力しないおそれがあると明記する。メーカー側は事実上、製品価格に補償金を上乗せしない可能性が高く、今後、権利者側はメーカーを提訴する可能性が残った。