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“鬼平ワールド”に浸る 時代劇専門バスツアー

2009-04-24 16:01:31 | エンターティメント情報
“鬼平ワールド”に浸る CS『時代劇専門チャンネル』がバスツアー


 CS放送の「時代劇専門チャンネル」が、人気時代劇「鬼平犯科帳」ゆかりの地を巡る東京都内の日帰りバスツアーを催したところ、予想外の人気を呼んだ。まるで、「はとバス」のようなツアーを実施したチャンネル側の思惑は? 今月中旬のある日、バスに同乗してみた。 (井上幸一)
 この日の参加者は、六十代を中心に約八十人。二台のバスに分乗して、午前九時すぎにJR東京駅を出発、最初に主人公・長谷川平蔵邸跡の墨田区菊川へ。現在は住宅が密集している場所だ。
 説明役は、鬼平研究の第一人者・西尾忠久さん。「歴史上、小説、テレビ時代劇と、鬼平は三人いる。ここは、火盗改の仕事もしていた史実上の本当の住居跡。小説、テレビでは江戸城清水門外(千代田区)に役宅があるが、あれは面白くするため」と熱弁をふるい、「ここは後に、江戸町奉行・遠山金四郎の下屋敷になった」と、うんちくも。
 バスは下町を巡り、長谷川邸、軍鶏(しゃも)鍋屋「五鉄」、お熊ばあさんの茶店「笹や」など、今度は小説、テレビに登場する“名所跡”へ。当然、現地は何の痕跡もないコンビニや駐車場だが、同行スタッフが関連する「鬼平~」の場面写真を掲げてフォロー。「大川の隠居」の物語に登場する巨鯉(きょごい)の塚を竜宝寺に訪ねる前には、車中のテレビで巨鯉のシーンを流すなど、細かなサービスで“鬼平ワールド”にいざなった。
 ツアーの目玉は、昼食後のトークショー。密偵・伊三次(いさじ)役の三浦浩一がゲストで、撮影秘話などを披露した。「伊三次は食べ方が美しいけれど、監督の指示?」との参加者の質問に、三浦が「小道具さんのおかげで、本当においしいんですよ」と答えるなど、和気あいあい。最後に、三浦を囲んで記念撮影も。
 午後は、架空の清水門外の役宅の“跡”と、史実上の平蔵の菩提(ぼだい)寺・戒行寺(新宿区)を回り、夕方五時すぎに東京駅で解散した。
 拡声器の音量など問題点もあったが、参加者にはおおむね好評。夫と参加した千葉県松戸市の自営業・川口雅世さん(55)は「コスト意識が高い役人だったことなど、テレビには出てこない平蔵の姿が分かり、より興味を持った」と満足げ。最高齢は新潟市在住の滝沢惣一郎さん(84)で、「ツアーは東京に住む長男からのプレゼント。ほとんどの場所がいかった(良かった)」と笑顔で語った。
 一昨年の京都に続く時代劇ツアーは、近畿日本ツーリストとの共同企画。東京で初開催となる今回は、二日で百六十人を募集したところ六日で完売、急きょ一日分追加したが、それでも多数のキャンセル待ちが発生した。昼食付きの代金は九千八百円だ。
 放送外収入を当て込んだチャンネルの新規事業かと思いきや、「収支はうまくいってトントンで、あくまでファンサービス。笑顔で帰っていただき、時代劇を見続けようと思ってもらえれば成功」と営業部事業チームの小野田光美副部長。「いろんなツアーの切り口があるので、『鬼平~』に限らず今後も企画していきたい」と話す。
 同チャンネルの視聴可能世帯は約六百三十五万世帯(今年1月末現在)で、一九九八年七月の開局以来、右肩上がりだ。ただし、番組ソフト供給源である在京キー局は経営環境の悪化もあり、費用がかかる時代劇の制作を控える傾向にあり、長い目でみれば懸念材料もある。トークショーの会場では「百年後に時代劇はあるの?」といった悲観的な声も上がった。
 「(人気低下が叫ばれた)プロ野球は盛り返すため、ファンサービス充実などの努力をしている。出演する側も積極的にアピールしていく必要性を感じた。また、喜んで出させていただく」。ゲストの三浦がショー終了後に語ったように、ツアーのような地道な企画が、時代劇の生き残りには大切なのかもしれない。
<鬼平犯科帳> 「鬼平」こと、江戸幕府の火付盗賊改方長官・長谷川平蔵が悪を取り締まる、池波正太郎さんの時代小説。テレビ時代劇で松本幸四郎さん(先代)、萬屋錦之介さんらが鬼平を演じ、一九八九年からのフジテレビのシリーズで、鬼平は中村吉右衛門の当たり役に。原作に限りがあり、二〇〇一年に約百三十作でシリーズは終了。その後は単発のスペシャルが制作されている。時代劇専門チャンネルでは、過去の作品を毎週日曜に三回放送している。

2. 携帯専用放送局、1日開局へ ドコモとエイベックスが合弁会社

 エイベックス・エンタテインメントとエヌ・ティ・ティ・ドコモの合弁会社「エイベックス通信放送」が、5月1日から携帯専用放送局「BeeTV」をスタートさせる。
 携帯電話向けエンタテインメント市場の新たな可能性を求めてオリジナルコンテンツを開発、その原版権を確保した上で、携帯にとどまらず、ヒット作のDVD化や書籍化などへと展開、そして制作者へ収益分配するという、ビジネスモデルとしては画期的な内容で臨む。
 映像コンテンツはドラマ、音楽、トーク、バラエティー、アニメーション、ムーログ(ムービーブログ)など8つのカテゴリー。
 ドラマは「40女と90日間で結婚する方法」(市原隼人、飯島直子ほか)、「KOI☆AGE~恋するアゲハ~」(小西真奈美ほか)、「とっても甘いの」(香椎由宇ほか)、トークでは「和田アキ子最強バトル!」「前忠×デーブの芸能都市伝説」、ムーログには東方神起が登場するなど人気の芸能人が多数出演。和田は「地上波では規制があって言えないこともここでは話せる」と今から楽しみな様子だ。
 1話はそれぞれ10分以内、月額315円ですべての番組を視聴できる。開局には70億円を投入。新会社の会長を務める松浦勝人エイベックス・エンタテインメント社長は「いつでも、どこでも、誰とでも。百パーセント満足できるコンテンツを作ります」と話す。初年度の加入者目標は70万人という。

3. 生放送の気象番組、24時間ネットで無料配信 ウェザーニューズ

 気象情報サービスのウェザーニューズは23日、24時間生放送の気象番組を27日からインターネットで無料配信すると発表した。専用ソフトウエアをパソコンにダウンロードすると見られる。視聴者が所在地の気象情報を投稿できる機能を備えたのが特徴で、新たな気象サービスの創出につなげる。

 ライブ気象情報番組「SOLiVE24」を始める。同社のサイトから専用ソフトをダウンロードすれば、パソコンのデスクトップ画面上で視聴可能。初年度に10万ダウンロードを目指す。

 同社のスタジオから、専属の女性キャスターや気象情報を収集する社員などが24時間体制で、日本各地の気象情報や災害情報、交通情報などを伝える。番組制作ノウハウはフジテレビジョンが協力する。