環境といのちを大事にする料理

2008-03-12 13:58:16 | Weblog
自然食の料理教室に行ってきました。
今回も余った材料でベジなお好み焼きを作り,1品増えました。
マクロビオティックでもそうなのですが,食材は無駄にしません。
皮をむかないのはもちろんですが,アクもとりません。
ねぎの根っこも刻んで味噌汁に入れます。
例えばごぼうのアクにはポリフェノールが含まれていたりしますし,炒めることでとてもよい香りになるのです。
乾物を戻す時もたっぷりの水につけてその水を捨てるようなことはせず,戻るだけの少量の水で済ませます。
こういう料理はきっと昔は当たり前にやっていたことなのでしょう。
まさに一物全体ですね。
皮をむかないアクを取らないなどは今までもやっていましたが,まだまだ無駄にしていたことに気づかされています。
にんじんのヘタ?の部分はもちろんスパンと切り落としたりせず,本当に黒くなっているところだけ包丁でこそげて取ります。
画像で人参を載せてみましたが,黒くなったところが多かったので多めに取っていてわかりにくいかも?^^;
綺麗なものならもっと少ないですね。中央の部分は残しています。
以前ブラウニーを作ったときも油の量を計ったあとの計量スプーンをそのまま洗ったりしません。
一緒に混ぜる小麦粉をまぶして落とし,無駄なく使い切ります。
こうすることで洗剤もほとんどいりません。
綺麗に面取りしてアク取りして・・・と料亭のようなことばかりしてる料理本はハレの日だけの登場ですね。
料理教室では大根を面取りをしてもその皮はお吸い物に使いました。
時間をかけて作業して食べ物を無駄にするのは普段はいらないことですから,まず料理そのもののやり方を見直すことから始めなければならないと思います。

健康を気にする人が多いですが,あれやこれやと情報に振り回されている人がほとんどだと思います。
体に良いものは何かと目先の栄養素にとらわれず,環境にやさしいかどうかで選ぶのが正しいと思います。

遠くから運んできた輸入食品と地元の食材ではどちらがエネルギーを使っていませんか?
 (身土不二で地元の食材の方が体にも合いますね)
家でつくったお弁当と外食の弁当ではどちらがごみが出ませんか?
 (家で作れば添加物や砂糖の取りすぎになりませんね)
肉と野菜ではどちらが育てるまでに多くのもの(穀物飼料やエネルギー)を使っていませんか?
 (肉より穀物や野菜が体にやさしいですね)

無駄に使っているものの方が健康に悪いとわかると思います。
買うときはどのように作られたものか,どこからやってきたのか。
使うときは米粒1つも無駄にしないつもりで(これは当たり前だけど)
食品の食べ残しが3割もある国です。
自然食系の料理教室,店舗に行くとこのような食べ残しがないのがとても気持ちがいいです。
やたら多く注文しないということもあるのでしょう。
地球全体から見ても消費するばかりの現代では50年も100年ももたないと思います。
ギリギリのところに来ているという危機感が必要です。
コメント (6)
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