楽しい日々

ホームページを作ることが 与えてくれた楽しみや 主婦の日々の思わぬ出来事を 聞いて聞いて!  

名古屋市の大塚屋さん

2017-11-16 00:13:20 | むかしばなし
主婦をしていた30年前は子供服を買うお金もあまりなく 夜なべをして自分で子供部ブティックなる雑誌を購入し 作ったりしたものでした。
同じ年頃の仲間と 工夫や情報を交換したりして お茶会したものです。

洋裁の技術は学校の家庭科と叔母から見様見真似で得たものだけですから 
困ると友達と よくデパートに購入ではなく 見学に行ったものです。
見返しの縫う手順 裏地の扱いなど 購入ふりして見てくるんです。
最大の功績は カシミヤウールのオーバーコートでした。

そんな痕跡である 新聞紙で作った型紙が 引っ越し残骸から出てきました。
3歳児 五歳児の綿ズボン 6歳女児の入学服 紳士のシャツ 
何度も繰り返し使った家族のパジャマの型紙です。
今より若かった分 几帳面に作った記憶がよみがえり 
懐かしくほろ苦い思い出がよみがえりました。
お出かけの旅費でいっぱいいっぱいだったので
 服は安い時期に購入した大塚屋さんの服地で 
高級にちょっと見える服をねらって勇気を出してワクワクしながら作ったものでした。
よほどたやすくできるが 値が張る定番の寝間着とか
生き地を安く購入して入学式の服とか スーツとかつくらなければ 
買ったほうが安いのでは割に合いません。
で 高い布を一発勝負 裁断に緊張したものです。
失敗すれば 自分の責任 家計に響きます。

今では 型紙はビニールにしたり クリアファイルにしたりできますが
わかりにくいけど 文字列でゆがみがわかるという理由から 新聞紙で型紙をノリで張り合わせて作ったものです。

チャコペーパーまで出てきました。( ´艸`)

そんな折 先日久しぶりに名古屋千種駅近くの服地店大塚屋さんに久しぶりに
出向きました。娘の三人目出産で 対費用として
 久しぶりにパジャマぐらい作らせてもらえるかもしれないと
思い始めたからです。
かわらない風情で当時あった店頭のたこ焼き屋さんかどうかわかりませんが
 お団子とたこ焼きを売っていて 購入してしまいました。うれしかった。
 
 今では 布地の購入単位が30センチという方が多いのですが
お客さんでにぎわっていました。

この激安衣服時代では作る意欲もわかず
服地を購入する人も少ないでしょうが
一時期から 立ち直って 元気を取り戻したように感じました。

日本の女性の洋裁へのあこがれは戦後すごくて それまでも自分で自分の衣服を縫うというこだわりは 歴代培われたいました。
その後の服飾の勉強は 財産だと思っています。
でも 一般の購入者が技術を読み取り評価できなければ 良いものは育ちません。
母や叔母たちが 洋裁指南書を片手に ミシンを動かして 細部にこだわっておしゃれを楽しんでいたことも
楽しい思い出となっています。
サイズ感 着心地 それに自分を美しく装う楽しさは
幼い時から 洋服 被服 服飾を 
知らなければ 楽しむことができないと思います。。



 


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