精神を繋ぐ思いの軌跡は 時折糸のような性格を持っているような気がすることがあります。
糸で布を縫う時 急に玉止めをしたようになることがあります。
糸を引くことで 糸の撚りがたまって 塊になるからです。
精神では
心の一カ所をずっと刺激すると こだわりが生まれ 長く解決できないと 解消が困難になり 傷となったり 恨みをもったりして 思考が固執しがちです。
気が晴れるには ほぐす必要があります。
糸が長くなり 大きなかたまりになると 紐解くのは一苦労です。
心の塊も 何度も叱られたりけなされたりして固められると ほぐして整理し解決の糸口が見つからない状態におちいります。
ゆっくり広げたり伸ばしたりしていると 糸口がみつかるもので
困難の糸口も 時間をかけて ゆったりするうちに みえてくることもあるものです。
そして 糸がぶつぶつ切れてしまうと これまた大変整理がつきにくい。
あちこちに糸口ができ ばらばらに 糸口を探す羽目にあいます。
心もよかれとおもって 言葉をかけてもらっても ぶつぶつ切れてしまっていては なかなか回復が見込めません。
よい糸をさがしあてて 生かせる糸を選ぶ必要があるようです。
本当の自分という 心の自然なありようを 生かせるような 選択ができると
切れた糸も 生かせるようになるかもしれません。
とかく いらいらする 糸との付き合いであり 心との付き合いですが
深呼吸して 糸口をゆっくりほぐして見つける必要があるようです。