大津日記 since 2004

雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ…
GSA大津克哉が送る愛と感動の現場日記

キベラスラムでテニス講習会!

2013-08-17 | GSA (スポーツと環境)
Sadiliから徒歩でわずか、キベラという地域に来ています。



ここはケニアで最も大きなスラム(アフリカで2番目)で、所狭しと土壁やトタン張りの家が建ち並んでいます。ゴミやトイレの問題など、公衆衛生はけっして良いとはいえない地域です。









初めて参加した2004年のキャンプの際には、地域の協力の下、キベラ地区のクリーンアップ活動を行いました。キャンプの様子をRaila Odinga道路公共事業大臣が視察に訪れたのを今でもよく覚えています。そんな彼は現在、ケニア首相2期目だそうです。それ以降、定期的にキベラで開催されるスポーツレッスンの際には、清掃活動が行われています。ゆっくりですが徐々にコミュニティーに変化が表れてきているようです。以前、TVクルーと一緒にディープなところへ潜入した時には、一帯に公衆トイレが無いのでみんなパックや袋に用を足してポイッと・・・そんな風景を目の当たりにしました。現地では、「フライング・トイレット」と名づけられていましたが、近年、所々に公衆トイレが完備されるようになりました。

数年前、キベラスラムの一角にSadiliとキベラのコミュニティーが協力して広場を造ったそうです。


そこでしばしばテニス講習会を行っているのだとか。初めて訪れましたが、そうこうしているうちに続々と子どもたちが集まりレッスンスタート!ちびっ子達、みんな目をキラキラさせて夢中になってプレーしていました。






何不自由なく生活している僕らにはやはり想像を絶する地域。でも彼らは「普通」に生活しています。確かに日本に比べれば「物質的な豊かさ」は高いものではないけれど、「ココロの豊かさ」はけっして引けをとるものでもないし、むしろ僕らが見習うべきことは多々あるのだと思う。訪れるたびに同じことを感じる今日この頃・・・。




のんびり行きましょっ!Hakuna matata, Hakuna matata.....