前に何度か書きました「オリンピックと平和」について。
オリンピックは、世界の平和を目指した運動です。遡ること数千年前、古代に行われていたオリンピック競技大会の開催時期には、「武器の持ち込み、争いごとはダメよ!」と言われていました。
4年に1回行われていた競技会ってどれほど続いたのか?
それを日本の歴史に当てはめてみるとなんと、「鳴くよ(794年)ウグイス平安京」と覚えたあの時代から現在まで、1回の中止もなく続けられていたのです。この永続性が古代オリンピック競技会の特徴でもありました。
争いごとをやめてここまで長く続いた競技会を習い、現代の近代オリンピックが開催されているわけですが、スタートしてたった100年のうちに2度の世界大戦ですでに3大会が中止してしまっています。
過去の伝統を現代でも復活させましょうと、1994年のリレハンメル冬季大会(ノルウェー)の時に、国連総会でノルウェーが提案して休戦決議が行われました。それ以降、開催国が休戦を提案することになったのです。その期間わずか数週間のことかもしれませんが、ふと「私たちは何て事をしてるんだろう・・・」って戦前に出ている人たちなどが意識して、「武器から口へ」と話し合いの場を持ってくれたらどんなに良いことか・・・
そんなオリンピック・トゥルースのモニュメントがこれ。