おしる子日記

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久しぶりに天声人語を書き写してみました

2020-05-27 | イベント

朝日新聞の人気コラム『天声人語』。1904年1月5日付の『大阪朝日新聞』に掲載されたのが始まりとのことですから、大変なご長寿コラムですね。

私の世代では、入学試験で取り上げられることが多いというので書き写したりしましたが、いまでは、専用の「書き写しノート」も人気だそうですから驚きです。

今朝の天声人語は、図書館に触れられていたので、嬉しくなって久しぶりに書き写しをしてみました。

江戸の後期には、読み書きのできる人がまちにも村にも相当いたようだ。自分で本を買うお金がなくても、都市部に貸本屋があった。では、農村はどうかというと、多くの蔵書を持つ豪農がいて、村人に貸し出しをする例があったらしい▼関東のある蔵書家の貸出帳簿が、青木美智男著『日本の歴史 別巻 日本文化の原型』で紹介されていた。貸出数の最も多いのが実録物で、次いで読本類、すなわち小説が人気だったという▼現在の公共図書館のような役割は、かなり早くから必要とされていたのかもしれない。失われて、その大切さを改めて知る。閉館になっていた図書館が、緊急事態宣言の解除とともに開き始めている▼自粛生活だからこそ本が欲しい、そう思っていた方も多いのではないか。ネット通販も、図書館での出会いには代えがたい。書棚で何となく目についた本。ときの話題に合わせて司書が集めてくれた本。返却されたばかりの本を並べた棚にも、意外な掘り出し物がある▼貸し出しは始まったものの、閲覧室がまだ使えないところも多い。じっくりと集中できる場所としての役割を果たすのは、もう少し先になるか。近所の図書館を自分の書斎のように使っているというのが、英文学者の外山滋比古さんだ▼「十分もすれば隣に人のいることも忘れて仕事に没頭できる」「わからぬことがると、十歩も歩けば書架である」とエッセーに書いている。あの静けさも、あの豊かさも、図書館の得難い日常である。

昔から思っていたのですが、なぜ、天声人語は『▼』で話題が変わったり、場面が変わったりするのでしょうか。試験に出やすいというので、若い頃(大昔)、せっせと書き写したときに、この書き方はテストで『▼』を付けて、全然違う話に飛んだら減点されるんじゃないかな~などと考えていました。懐かしい思い出です。

コメント (1)
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