おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

ましろのおと

2015-08-18 | 
昨日の突風(竜巻)ニュースには驚きました。

地元六会で起こったというのに加えて、実はその被害の出る直前まで、その近所のブックオフに居りました。(苦笑)
すごい土砂降りで参りましたが、少なくとも被害にあわずに良かったです。。。


さて、最近は「漫画大好きモード」が復活しております。(^^;)
ブックオフにいたのも、漫画を探すため。。。


それが、羅川真里茂さんの「ましろのおと」



津軽三味線を題材にした漫画です。


タイトルを知ったのは昨年くらいでしょうか?
たしか「この漫画がすごい」だかなんだか、とにかく「受賞をした」という情報をどっかの雑誌で見て「ふーん」と思ったのでした。

ウィキペディアで見たら
「全国書店員が選んだおすすめコミック2011」、9位。「全国書店員が選んだおすすめコミック2012」、6位。
だそうです。



で、それは一旦忘れていて、たまたまブックオフで目に入って立ち読みしたところ、

これが面白かった!


津軽三味線の太棹の世界なんざ、連載当初の「のだめカンタービレ」のクラシック世界よりマニアック!

しかも、主人公雪(せつ)くんの成長にあわせて、舞台もどんどん切り替わっていく。


正直、読者を選ぶ漫画だな~ と思いました。


無名の名人であるじっちゃんが亡くなって、音を見失った主人公澤村雪が東京に出るところから始まる。

たまたま出会った芸能界入りを目指す立樹ユナのところに住み込みをさせてもらい、その彼氏とバンドメンバーとぶつかりながら、バンドの前座としてデビューをする。

突然母梅子によって学校に途中入学し、津軽三味線愛好会に入り「松吾郎杯」に出場。

3位という結果で初めて「くやしい」気持ちを知る。(それまではコンクール等には一切興味を持っていなかった)そして学校を辞めて(!)民謡居酒屋「竹の華」に入る・・・


それまでのキャラクターも時々登場しますが、舞台が変わるたびにキャラも世界観もガラッと変わります。

正直おどろきです。。。



またぶっ飛んだキャラクターが多いのも特徴的ですが、

「三味線で生きる」

というめっちゃシンプルで難しいテーマをきちんと丁寧に描き出しているところにすごく好感が持てます。


ちょっと北崎拓の絵に似てるところもまた良し。(個人的趣味・笑)



冒頭のブックオフでは、これの13巻を探しにいったんですが、在庫なく、

代わりにCD付きの5巻がありまして、そちらを購入しました。


CDの内容は、それまで漫画の中で出てきた演奏を入れたもの。


津軽だけじゃなく民謡全体ですが、まだ明るくないので、こういうテキストは大いに助かります。(苦笑)

聞いてみたら実際良かった。思ってた以上に。(^^)



どうやら今月14巻も発売されたそうで、ますます楽しみです♪








最新の画像もっと見る

コメントを投稿