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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

読書

2014-08-18 | 
今日、古本を4冊も買ってしまった。

実はささやかながら読書は好きです。

が、遅読な上に趣味の優先順位の3位にいるためなかなか進まない。

今も別の本を読んでいるのだけど、それ以外にも読みかけの本が数冊。。。

ああ、そういえば、先日も2冊買ってしまったな~

頑張って読むスピードをあげて、頑張って読もう。

本当は頑張らないで読み終えたいところだが・・・




信長漫画

2014-07-24 | 
「信長協奏曲」という漫画、全然知らなかったんですが、故に期待もなんもせずたまたま見たアニメの1話が面白くって!!

本日ブックオフで立ち読みしてました(笑)
6巻まで並んでいたのでそこまで一気読み(^^;)

普通の、というかおバカでちゃらい高校生サブローがタイムスリップして、病弱な信長と入れ替わるという漫画。

決してリアリティはないけれど、脱力系でありながら歴史をなぞらえていく(しかも信長というキャラで)というギャップが最大の魅力ですね。

アニメの1話がメチャ面白かったのに対して、2話はちょっと「ん?」話を急ぎすぎ?
漫画を読んで納得。随分はしょってますね。放映スケジュールの所為?

比叡山焼き討ちを省略したり、年月が経ってのサブローのキャラ作りが微妙になったり、と細かい気になるところもありますが、

他にもタイムスリップで来てしまった武将がいたり、本当の信長がこんなキャラで再登場したり、実は秀吉は・・・だったり、
と色々面白い仕掛けも満載で、なかなか楽しめます。

引き続きアニメの方も期待してみたいと思います。


そういえばもう一つ「信長のシェフ」という漫画がありまして、ドラマ化されましたね。

実はこれもタイムスリップものですね!

こちらの漫画も立ち読みで8巻くらいまで見たんですが、2巻3巻辺りからじわじわと面白くなりました。
斬新な解釈を加えながらも丁寧に描いてるところとか。。。

しかし、こちらのドラマはひどかった・・・

最初の2時間スペシャルしかチェックしてませんが、最初の5分で唖然として、途中すっ飛ばして最後の10分を見てガッカリ打ちのめされました。。。
途中や2話以降は見てないので、語る資格はないのかもしれませんが、もし最初にドラマを見ていたら絶対漫画を読もうとは思わなかったろうな。。。


それにしてもいつの時代でも信長って人気ですね~



信長じゃないけど、「軍師官兵衛」ますます面白いです(^^)








縄文時代

2014-06-16 | 
最近縄文時代についての本を3冊読みました。
「縄文人に学ぶ」上田篤著、「縄文の思考」小林達雄著、後1冊・・・ロスト!!行方不明でやんす・・・(爆)

行方不明と「縄文人に学ぶ」は、遺跡や歴史から、縄文人の生活を想像し、現代人と比較、つなげていく、というもの。
「縄文の思考」は遺跡から当時の生活ぶりを読み解くもの。

で、コレが実にビックリで面白い。

今まで縄文時代というのは、石器時代に毛が生えた程度にしか思ってませんでした。
ところがどっこい、なんと現代の日本の生活に多くの影響を残していることか!

何しろ一般に考古学というものは、遺物の発掘に熱中するが、「その時代がどういう社会だったのか」ということにはあまり発言をしない。
また学校で縄文時代をあまり習わないのは、太平洋戦争前は「皇国史観」にのっとって「日本の国は、神武天皇が即位した2600年前から始まる」とされ、それゆえ「それ以前に日本の歴史などあるわけがない」という史観に立っていたと。。。
戦後は、そのような皇国史観は払拭されたが、かわりにチグリス・ユーフラテス、ナイル、インダス、黄河の「四大文明伝播史観」に変った。
農業中心史観でもある。

故に縄文は、農業以前の「野蛮人」というイメージのまま今日に至ってしまっているわけだが・・・

まずはその食べ物、ワラビ、ドングリ、クズ、サトイモ、ハマグリ、タイ、アユ、イノシシ等、現代日本人のものと変わりがないこと。
そして、ムラを作り生活をしていたこと。

竪穴式住居が有名だけど、食事のための煮炊きは外でしていた。では家の中心にあった「火(囲炉裏)」は?というと、どうやら「火の神」を祭っていたようだ。
つまり、既に信仰があったということ。

家の中(屋根の下)は神聖な場所でもあるので、靴を脱ぐ、神棚を置く、座敷を庭に向けて開放する、等も縄文時代からの習慣の名残らしい。

また女系社会で、男性はツマドイで女と契り、また去っていく。
女は男を迎え入れ、子を産み、家族を増やしていく。子は家から出さない。

武士の時代辺りから男系社会に変わっていったが、「女房が家計を握る」というのもこの名残らしい。

これらの点から読み解くに、飢餓もなく戦争もない、豊かで平和な時代であったらしいです。
(スゴイ抜粋して書いてるから説得力ないですけど)

そして更に、縄文土器だけにとどまらず、漆器もこの頃からあり、ヒスイの加工、そしてそれの交易(日本全土規模)もあったようだ。
そのことから、(交易に必要な)言葉もあったであろう、と推察される。

おそるべき縄文時代と縄文人!

スバラシイ先祖を誇りに思うと共に、生活のあり方や習慣なども今一度見直すのもいいかな?と思ったりしたのでした。





「舟を編む」を読む

2014-05-28 | 
先日映画を見た「舟を編む」。
原作本を拝読しました。

まさに作中で作られた国語辞典「大渡海」を髣髴とさせる渋い表紙。
しかし、カバーをめくると、その下からは少女マンガのカットを思わせるイラストシーンの羅列。
この極端な対象にまずズッコケ・・・(笑)

冒頭の文章からも、若さを感じました。
もっとも先入観もあるので、どこまで正確な判断かは怪しい所ですが・・・

しかし、軽くて読みやすい文章でした。(浅はかという意味ではありません。軽やかという意味です)

特に自分の場合は先に映画を見ていたので、シーンを具体的にイメージしやすいから更に読みやすかった。
例えば「用例採集カード」がどんなものか、とか。。。

割りと遅読な自分ですが、さらさらと読めてしまった。
早い人なら一晩で読んじゃうんじゃないかな?


この本も素晴らしく、良かったですが、改めて映画のすごさを思い返しました。

普通、小説の映画化というと、時間等の制約から内容を簡潔にしたり、アクションよりに変えてしまったり、あるいは全く別のものになってしまったり、
ということが多いと感じていますが、
この「舟を編む」に限って言えば、密度的にもドラマ的にも映画の方が濃いんじゃないか、と思いました。

では本の方は薄いのか?というと決してそうではなく、視点の置き方がちょっと違う。

映画では主人公のまじめ君を中心にずっと語られますが、
原作本では、先輩の西岡から見た馬締(まじめ)と辞書編集の仕事と自分。
もう1人後輩の岸辺から見た(以下同文)の視点で結構多くのページを使っている。
あとは単語や用例に対する行の割き方かな。

またタイトルの「舟を編む」という言葉についても丁寧に語っている。
映画ではコレに対する説明がなかったように思う。単に見落としかも知れないけど・・・


あと、ヒロインの香具矢については、本ではちゃんと「存在感がある」存在でした。(笑)

それ以外については、映画版での西岡のキャラの設定を始めとして、辞書の用例にファッション関係を増やそうといったアイディア(まさか原作にないとは思わなかった)
等、原作を上回っている箇所が多い!
自分的には映画の方が出来が良かったな。

そんなことを思いながら見比べてみるのも楽しいかもしれない。

何れにしても、最後には「辞書」というものが偉大で愛おしく見えてきます。







調律師絵本

2014-05-05 | 
先日は、調律師を主人公にした漫画のことを書きましたが、そういえば調律師の絵本を持っていたことを最近思い出しました(笑)

M・B・ゴフスタイン著の「ピアノ調律師」という本です。
絵本というか童話というか。

チェロ奏者の友人に勧められて購入したのでした。

世界一の調律師のおじいさんと暮らしてる女の子が主人公。

おじいさんはピアニストになって欲しいんだけど、女の子はそれよりも調律師になりたがっている。
ある日おじいさんと親しい有名なピアニストがコンサートをしに、この小さな町にやってくる。

というのが導入的なあらすじ。

思いやりにあふれた、暖かい作品です。




あと、先日コメント欄で教えて頂いた「ピアノの恋人」喜多尚江著を読みました。
16年前の漫画で、探すのに苦労しました(苦笑)

で、内容は、というと、、、
なんだかとりとめのない少女マンガでしたね。
調律に関しても適当というか・・・

途中主人公の家に逆恨みの女性が忍び込んで、置いてあったピアノ(アップライト)を分解して持ち去る、という思いも付かない展開が・・・

もはや何も言う気がしません。。。(^^;)
ま、調律メインの漫画ではないので、この辺で。。。