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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

怖い絵

2010-06-12 | テレビ
暑い1日でしたね。Tシャツでバイクが気持ち良かったです。

さて、先日ですがNHK「プレミアム8」で「怖い絵」が放送されました。
(以前に違う語り口でもやってたように思いましたが)

元は書籍です。
でも知人に「面白いよ」と言われ、本屋でチラッと立ち読みをした程度なので、今回のカテゴリーはテレビ(^^)

その立ち読み程度でも十分に面白い本でした。

見るからに「恐怖」を感じる絵もあるんだけど、そうではなくて一見すると普通のキレイな絵画だけどその背景が「怖い」というのが興味深く、この作者はどんな人なんだろう?などと思ってました。

今回のテレビ放送は、著者の中野京子さん自身がナビゲーターを務めてました。
肩書きはドイツ文学者。なるほど~、とよく解らないなりに理解したような。。。?(^^;)

前・後編の2回に分けての放送と言うことで、1回目は「ハプスブルグ家とエゴン・シーレ」

貴族・王朝の血筋のためとか、その歴史的背景を絵画を通して読み解くといった構成でした。
一方のエゴン・シーレは、モデル(当時は娼婦並みの扱いだったとか)との恋と、その後の別の女性との結婚、そして悲劇的結末を未来予言の運命の如く語っていましたが、これはちょっと違うかな・・・?と、、、(^^;)
でも、両方とも面白かったです。

知ってて見るのと、知らずになんとなく見るのとでは、情報量が圧倒的に違いますね。
絵に限らずなんでもそうですが・・・


歴史的背景を語ると言うことと、著者がドイツ文学者ということで思い出しましたが、
「グリム童話」も、一時は単に「本当は怖い」などという文句で、単なるホラーブーム的に流行ったことがありましたが、あれも当時の世相を反映している部分も多い(ハズ)なので、その辺を理解して読むと、なお一層面白いと思います。グリムに限らないけど・・・

以前興味半分で読んだ「童話ってホントは残酷」という文庫本(2冊)が、割とマジメに面白く書いてあり、その第2集の中に、当時のヨーロッパの様子を紹介している項目があるんだけど、当時は実際に残酷なことが、一種の娯楽だったらしい。他人の不幸は蜜の味的な・・・(-_-;)


ちなみに後編は17日にやるそうです。BSですが。




ノイタミナ

2010-05-19 | テレビ
木曜の深夜にやってるアニメ枠(フジテレビ系)

ここのトップページに書いてある文章ですが
「「ノイタミナ」とはアニメーションのスペル(Animation)を逆読みしたもので、
「アニメの常識を覆したい」という想いから名付けられました。」
というコンセプトでいろんな作品を作り出してます。

で、私的にも「面白い」と思える作品が多いので、割と見てたりします。
過去の作品では「のだめカンタービレ」「墓場鬼太郎」「もやしもん」「東のエデン」等

で、今やってるのが「さらい屋五葉」と「四畳半神話大系」の2本立て(笑)。

「さらい屋五葉」はオノナツメ原作の漫画のアニメ化。
この漫画はちゃんと読んだことありませんでしたが、オノナツメ氏のキャラクターや独特の世界観には注目してましたので、「ああ、来たか~」という感想。

作品もなかなか面白いです。
「今風の時代劇人間模様」って感じ。
情報説明がない状態でキャラの心理に突っ込んで話を展開していくので、パッと見分かりづらかったりしますが、その辺も雰囲気の盛り上げと世界観の作りに一役買ってるんでしょうね。


だけどそれ以上に面白いのが「四畳半神話大系」。
小説が原作ということですが、これも未読。

だから比較論は出来ないけど、このアニメを見る限りに関しては、ダントツに面白い。

「不毛な大学2年を送ってしまった。それというのも小津という○○(ひたすら悪口)と知り合ってしまったからだ」というような語り口で始まる物語り。

最初は映画サークルに入って、という設定だったので、そこから物語が進んでいくのかと思いきや、ガラッと次はサイクリング同好会、次は師匠の弟子、次はソフトボールサークル(今週放送)とタイムパラドックス的に状況が変化する。
しかし基本設定とシチュエーションは変わらない。

分かり易く(?)言うと、同じシチュエーションを違う設定でくり返し見せる。という作品。

こんなアニメ(アニメにかかわらず)見たことありません。

更に、早口で無機的にまくし立てるようにナレーションする主人公の「私」
この言い回しが、押井作品を見ているようで、(それが好きな私は)まずそこで気に入ってしまったのでした。(笑)

原作も気になりますが、まずはこのアニメがどう結着するのか、楽しみに気にしたいと思います。
そうそう、このシリーズ、11話完結と比較的コンパクトに終わるのも気に入ってるところです。(笑)




NHK邦楽技能者育成会記念演奏会

2010-05-10 | テレビ
土曜日の番組だが、たまたま見つけたので(録画して)見ました。

まず、結構好きでした。楽曲も音色も。
改めて邦楽器の音の良さを感じました。(ただ胡弓が入ってないのが残念でしたが。。。)

しかし、もう一方で、「これ“邦楽”じゃないよな・・・」と・・・

この「育成会」の卒業生(プロで活躍してる方達)が作曲された曲を演奏してたようですが、その音楽たるや、まるっきり「現代音楽」
つまり、邦楽器を使って、西洋仕込みの音楽をやってるんですね。

演奏形態も、ほとんどが10人以上の合奏で、指揮者までいる。
勿論譜面は「五線譜」

完全に拍子で区切られた足し算の音楽で、そこには「ワビサビ」の欠片もない。


私はといえば、よく分からず「地唄」をちょこっと囓り、のこぎりで「春の海」と「明鏡」を演奏させていただいた程度なので、大したことは言えないんですが、
でも、今回の演奏を「邦楽」と言うのにはかなりの違和感を感じました。

「春の海」も「明鏡」も昭和の曲ですが、邦楽らしい良さは十分に持っていると思います。


邦楽器の可能性は武満徹さんを筆頭に、限りなく広がってると思うし、それはそれで今後も楽しみたいと思うんですが、それとこれとは話が違いますよね~。。。


ただ、この「邦楽技能者育成会」というのは、今回の55期をもって幕を閉じるそうです。
どうしてそうなったのかとかは分かりませんが、、、

伝統の継承ということには、あまりこだわりたくないし、口も挟みたくないんですが、
それでも日本の良さ、良き心は継承してもらいたいな、と勝手に思う今日この頃でありました。



ショパン

2010-05-06 | テレビ
今年はショパン生誕200年ということで、テレビでもちょこちょこ特集してくれてます。
まあ、気がついて見るのはだいたいNHK(BS)だが、、、

5月頭には、池辺晋一郎氏が司会で「2人の天才ショパンとシューマン」という番組をやってくれた。シューマンも同じく生誕200年だったのね。。。
2夜に渡って、ピアノソロとコンチェルトとをたっぷり放送してくれました。

で、3日は10時間生放送ということで、「今日は1日ショパン」という番組をやっていた。
ほとんどの時間が外出だったので、録画をしたんだけど、翌日1日ピアノの修理をすることにしたので、早速見る機会が出来た。

アクションの中の修理なので、居間に陣取り再生しながら1日のんびり修理をしました。さすがに腰にきたけど・・・(苦笑)

どうでもよさそうな会話とかは倍速で飛ばしながら聞く感じで付けてました。

HDD録画ですが、さすがに10時間録画というのは出来ないので、2度に分けました。
番組表を見ると、バーコードが夕方6時を境に別れているので、録画セットもそれに合わせて2つに分けたんだけど、
あろうことか、ピアノコンチェルト1番の演奏中にそのタイミング、つまり演奏がぶち切れた。ガーン。。。
なんかすごく好きな音で良い演奏だったのでショックでした。

で、その後に再度池辺晋一郎司会の番組でやった同じコンチェルトを聴き直してみたら、面白いくらい違う。
こっちはこっちで良かったです。


1日ショパンの最後に、小山実稚恵さんが演奏をしてそのままスタジオトークをしてくれました。
ハニカミながら可愛らしくしゃべる彼女がとても新鮮で、ますますファンになりました。(笑)


今後もショパンとシューマンの特集を楽しみに待ちたいと思います。。。






スコラ

2010-05-03 | テレビ
「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」という番組がNHK教育で毎週放送してます。

今し方HPを見るまで知らなかったんですが、別企画のCD全集を「映像を交えないともったいない」というようなことで、TVシリーズ化したようですね。

たまたま番組ガイドで発見して、初回から見てますが、これがなかなか面白いです。

いかにも「教育番組」といったノリで、分かり易いんだか分かりにくいんだかよく分からない(いや、分かりやすいんだとは思う)淡々とした進行で、その時その時のテーマを掘り下げていきます。

おそらく目玉は、スタジオに招いた中・高生(ギター、三線、エレクトーン等いろんな楽器持参)と一緒にやる「ワークショップ」でしょう。
新鮮な発見が毎回あります。


最初の4回は「バッハ」をテーマに進めていたので、てっきりクラシックを年代順に追いかけるのだと思っていたら、今回からいきなり「ジャズ」
山下洋輔氏を迎えて、ジャズの成り立ちから検証。

ワークショップで坂本龍一も交えて、みんなでセッションやったりと、面白かったです。
再放送は翌週土曜日の午前にやりますので、見逃した方はチェックしてみてください。