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おんらく館~のこぎりものには福がある~

のんびり・ぼちぼち・気の向くままに・・・

「松村禎三 生誕90年記念コンサート」

2019-08-02 | のこぎり
来週の月曜日、8月5日に狛江でのコンサートに参加します。
本日初リハでした。

コンサートの詳細は以下、主催者からのメッセージです。




8/5(月)「松村禎三 生誕90年記念コンサート」開催!

8月5日に「松村禎三生誕90年記念コンサート~Tomorrow 明日~」がエコルマホール(東京都狛江市)で開催されます。

作曲家の松村禎三の教えを受けた作曲家・音楽家たちによるアプサラスの第8回演奏会として行われます。
チェロソロに堤剛、ソプラノソロに駒井ゆり子、指揮者に山本純ノ介、渡邉康雄という豪華メンバーを迎えてオーケストラ・トリプティークの演奏で、映画音楽、コンサート用作品などをお届け致します。

秋吉久美子氏の応援コメント
コンサートで演奏される映画『深い河』(1995年・熊井啓監督、遠藤周作原作)のヒロインを演じた秋吉久美子氏から、コンサートへの応援コメントを頂きました。
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映画『深い河』のヒロインを演じた時、バスでインドの聖地ヴァーナーラシーにたどりついた瞬間に、その世界に私が抱かれ、浄められるのを感じました。
そしてガンジス河に身をあずけた時の、あのかけがえのない感情の高揚を、松村禎三さんの音楽はみごとに表現してくださいました。その創作の力に、心から敬意を捧げつつ、オーケストラ・トリプティークの敬虔な演奏を応援したいと思います。
秋吉久美子(女優/映画『深い河』主演)
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演奏曲目について
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松村がオペラ『沈黙』の直後に書いた映画音楽『深い河』

熊井啓監督、遠藤周作原作による『深い河』は、松村禎三がオペラ『沈黙』を完成させた直後の作品であり、松村自身もストレートに多くのものを受け止めて作曲できたと語っています。

8月に聴きたい、黒木和雄が伝えたかった思い

黒木和雄監督の劇場映画デビュー作となった『とべない沈黙』(1966年)は 広島では被爆した少女、戦争で青春を失った中年男をなど戦争と時代に翻弄された人間たちの痛烈な思いが交錯します。チェンバロによる繊細なメロディーが様々な思いとともに迫ってきます。

黒木和雄監督による「戦争レクイエム四部作」の第1作である『TOMORROW-明日-』(1998年)は、1945年8月9日の長崎原爆投下までの24時間を描いています。爆心地の人々が一瞬の内に灰にされてしまったことを凛然と見据える映画です。アルト・フルートの哀切なメロディーが心に響きます。

父と子の絆を描いた山田洋次との仕事

山田洋次監督、椎名誠原作による『息子』(1991年)は、 妻に先立たれ、東北に住む父親と、東京でフリーター生活を送る息子と反発しつつも和解してゆくヒューマンドラマです。チェロ、フルート、ピアノ、オーケストラなど様々なキャラクターを聴かせる音楽です。

コンサート用作品の重要作も演奏!

武満徹に献呈した作品「プネウマ」(1987)

天上の微かな風の音を思い、弦楽合奏によって音と響きの消長を追求した作品です。東京芸術大学百周年記念演奏会のために作曲され、松村から武満徹に献呈されました。

有機的未来派サウンドが広がる「クリプトガム-隠花植物-」(1958)

駒井哲郎の版画『海底の祭』(1951年)に触発されて作曲したものであり、山本直純指揮、ラモー室内楽団によって初演されました。今回、山本直純の息子である山本純ノ介が指揮します。ミュージカルソー(音楽用のこぎり)におぎ原まことが参加。モールス信号をイメージしたリズムのフーガや、タイプライターを打楽器にしたマーチなど、松村にとっても意欲的な実験を多数重ねています。黒木和雄監督の映画『ルポルタージュ炎』でも音楽が使用されたほどです。

神を呼び讃える祝祭の祈りと叫び
「阿知女」(1957)

松村の評価を決定づけた作品であり、伊福部昭やストラヴィンスキーの系譜に連なるエネルギッシュな音楽です。
作曲家の芥川也寸志は「現代音楽に得難い熱気」を持つと松村を評価しました。

コンサートの最後には、晩年の松村が、精神・肉体共に極限の状態で、生と死の狭間で作曲した「肖像-チェロとピアノのために-」(2006)が演奏されます。
初演者である堤剛(チェロ)と、松村の作曲の弟子であり、2017年のサントリーホールでの演奏を高く評価された土田英介(ピアノ)による演奏です。

【コンサート詳細】

松村禎三生誕90年記念コンサート~明日-Tomorrow-
2019年8月5日 (月)19:00開演
狛江エコルマホール(小田急線狛江駅北口から徒歩1分)〒201-0013 東京都狛江市元和泉1丁目2-1

指揮:山本純ノ介、渡邉康雄
出演:堤剛、土田英介、駒井ゆり子、おぎ原まこと
オーケストラ・トリプティーク
司会:榊原徹

演目
■プネウマ(1987)
■クリプトガム(1958)
■阿知女(1957)

■映画音楽「とべない沈黙」より(1966・黒木和雄監督)
■映画音楽「深い河」より(1995・熊井啓監督)
■映画音楽「TOMORROW-明日-」より(1988・黒木和雄監督)
■映画音楽「息子」(1991・山田洋次監督)

■肖像(2006)チェロとピアノのために

主催:アプサラス

チケットは
カンフェティ【0120-240-540】(平日 10:00~18:00)
https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=52093
松村禎三生誕90年記念コンサート実行委員会(西 0705465060)
https://www.3s-cd.net/2019-08-05/
(チケットネット予約フォームあり https://forms.gle/vSXcDxJZMZjHNzfP8 )

【前売チケット】(税込)
一般:3,000円
学生:2,000円
高校生以下:1,000円

主催:アプサラス、松村禎三生誕90年記念コンサート実行委員会
協力:全音楽譜出版社、国立音楽院、スリーシェルズ、垣ヶ原靖博、寺山偏陸


なお当日券は+500円になるそうです。

大勢のお運び、お待ちしてます!!








今月の教室

2019-06-17 | のこぎり
そういえば、HPを失効してしまったので「教室の日程お知らせ」の場がここしかなくなってしまっていたのでした。。。


というわけで、今月は

今週の木曜日、20日の18時30分から。

上野広小路亭でいたします。

http://www.ntgp.co.jp/engei/special/school.html

自分の教室の特徴は、入会時期と卒業タイミングがないことです(笑)

新人もベテランも一緒にワイワイ楽しくやっております。

一見さんも大歓迎です。


興味がありましたら覗いてみてください。
のこぎりも貸しますよ。


毎月第3木曜日です。















本番無事終了!

2019-06-16 | のこぎり
東京佼成ウィンドオーケストラ代144回定期演奏会。

リハ3日目と本番は池袋の芸術劇場でした。


怒涛のような日々でした。

そして今回何より嬉しかったのは、皆さんから温かく迎え入れていただけたこと!



ゲスト扱い、ということで、控え室も立派にいただきました。



ただ内心は、どうしてもアウェー感があるので楽団員さんと一緒に居られるとありがたい、という気持ちもあるんですよね。


2日目にピアノの白石さんと仲良くなれたことで、他の団員さんとの距離もグッと縮んだ気がしてとても嬉しいんですが、部屋をいただいてるという状況からどうしようか・・・と気持ちがウロウロしているのも事実。。。考えすぎなのかもしれませんけどね。。。


本番は朝ちゃんと到着して、ゲネプロ1曲目から聴きました。

出たときは雨も小雨で長靴で出かけないで済みました。(笑)







ひょっとしたら、このホールで音を聴くのも20年ぶりかもしれない・・・


ジャンル的には現代音楽なのでしょう。

いわゆる「聞き易い」メロディの曲はありません。

しかしどの曲もそれぞれの世界観をしっかり持っており、十分な聴き応えがあり、飽きさせません。

加えて演奏の素晴らしさ!!


楽団員達も指揮者も事務の方達も本当に温かくフレンドリーに接してくれました。
今回は本当にそこに助けられたと思っています。

お陰で本番も今までで一番いい感じに演奏できたと思います。


終わった後もサポーターズの皆さんとの打ち上げ、そしてサックス、ピアノパートの打ち上げに参加させていただき、更に色々お話しさせてもらえました。

打ち上げのときなどでも「(20年)前にやったときも一緒に演奏してましたよ」と自慢げに嬉しそうに語る団員さんが何人かいて(スイマセン、いっぱいいっぱいだったのとそもそも覚えるの苦手なのでこちらは分からないんですが)、そういうお話聞くたんびに「ありがとうございます!」とお礼を言ってました。(笑)


ぜひ遠くないうちにまたご一緒したいです!!



それから素晴らしい演奏会ではありましたが、一方で学生さんの観客がとても少ないのが残念でした。

日本は吹奏楽大国であるはずなのに、「聴く」「知る」「感じる」という勉強はしないのでしょうか。。。


僕などは、1日練習をしない日を作ったとしても、こういう機会を大事にしたいと思うんですけどね。
後々の糧としてはよほど大きなものが得られると思います。


今後もご活躍を期待しています!













リハ二日目終了

2019-06-13 | のこぎり
今日は久々に良い天気でしたね。




遠くに都庁も見えます。


昨日はメチャクチャ緊張してましたが、今日は良い感じにほぐれてました。

というのもそのひとつが、思わぬ出会い!


4月に調律師協会のフォーラムが新宿でありましたが、そのときのセミナーの講師をしてくださったピアニストの白石さんがなんと今回同じ曲の演奏メンバーに!
昨日の帰りにお顔を見かけて「あれ、誰だっけ?見覚えがあるぞ・・・」(物覚えが悪い・・・)と、
帰宅後思い出して、今日も見かけたので声をかけてみたのでした。

こういうご縁というのはとても嬉しいし楽しいですよね。

そういう会話が出来ると他の団員さんとの距離も少し縮まって、演奏の上でも昨日よりよほどリラックスして出来ました。


それから昨日からの話しですが、演奏の配置図を見せてもらったら、ちゃんとのこぎりのイラストが作ってあって(おそらくCADですよね)、これまたいたく感動したのでした!





また今日は途中からでしたが、1曲目の「鳳凰が舞う」という真島俊夫さんの曲のリハを見学させてもらいました。

この曲がまたカッコイイ!
すごくドラマティックな曲で、チラシを見たら、フランスの「クー・ド・ヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクール」でグランプリを獲得した名曲とのこと。

ますます当日が楽しみになってきました!


天気のほうが心配ですが、ぜひお出かけください!











今日から始まりましたリハーサル

2019-06-12 | のこぎり
いよいよ今週の土曜日です。
佼成ウィンドオーケストラ第144回定期演奏会!

https://www.tkwo.jp/concert/subscription/144.html

当日は4曲演奏されますが、リハ順では自分が最後なので朝はあわてずに出かれられます。アリガタイ(^^)

それでも余裕を持って到着し、控え室でのんびりしてましたが、折角なので1つ前のR・ジェイガーという人の「壁」という曲を見学させてもらいました。


いやあさすが佼成ウィンド、上手い!
そしてそれ以上に、ムズイ!!

おそらく各楽器の限界レベルで譜面が描かれているようです。

ちなみにこの曲は、グラスハープに人の声まで入っています。

聴き応えがあって通しで聴いてみたいですね!


いよいよ自分の参加する「トーンプレロマス55」。
リハは緊張する~!(笑)

指揮者の大井さんは穏やかに勧めながらも明確なビジョンを持っているので、分かりやすく的確な指示を出されます。
指示後の演奏もハッキリと良くなります。


そして解釈も岩城さんとは全然違う感じで(実際のところは良く覚えてないけど・・・)、今まで聴いたことないような「トーンプレロマス55」になるのではないでしょうか。


ちなみにV.ネリベルのシンフォニック・レクイエムが当日のトリですが、これも相当凄そうですよー!!


6月15日、まだ予定が決まってない方はぜひ池袋芸術劇場へ。
13時開場。14時開演です。