日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(237)二項述語における量記号の交換の規則。

2019-05-26 15:40:52 | 論理

(01)
① ∀y∀x(Fxy)=(Faa&Fba&Fca)&(Fbb&Fab&Fcb)&(Fcc&Fac&Fbc)
 ↓
② ∃y∀x(Fxy)=(Faa&Fba&Fca)∨(Fbb&Fab&Fcb)∨(Fcc&Fac&Fbc)
 ↓
③ ∀x∃y(Fxy)=(Faa∨Fab∨Fac)&(Fbb∨Fba∨Fbc)&(Fcc∨Fca∨Fcb)
 ↓
④ ∃x∃y(Fxy)=(Faa∨Fab∨Fac)∨(Fbb∨Fba∨Fbc)∨(Fcc∨Fca∨Fcb)
といふ風に書いてみて、初めて、『第11図、二項述語における量記号の交換の規則(沢田允茂、現代論理学入門、1962年、146頁)』が「正しい」といふことを、「文字通り、完全に、理解出来ました」。
(02)
{xの変域が、三人の人}={a、b、c}
であるとして、
① ∀y∀x(愛xy)=すべての人は、(自分自身を含めて)すべての人を愛してゐる。
 ↓
② ∃y∀x(愛xy)=ある人は、(自分自身を含めて)すべての人に愛されてゐる。
 ↓
③ ∀x∃y(愛xy)=すべての人はある人を愛してゐる(が自分自身は愛してゐないかも知れない)。
 ↓
④ ∃x∃y(愛xy)=ある人はある人を愛してゐる(が自分自身は愛してゐないかも知れない)。
といふ「順番」で、
① は、② を「含意」し、
② は、③ を「含意」し、
③ は、④ を「含意」する。
ただし、
(03)
「理由」に関しては、今回は、説明しません。「論理学の教科書」で、「&(and)」と「∨(or)」に関する「説明」をよく読めば、(01)を「理解」することは、「難しくはない」と、思はれます。