日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(210)「排他的論理和」と「双条件法」は「矛盾」であるのに、「等しい」?

2019-05-05 18:29:29 | 論理

(01)
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
精選版 日本国語大辞典の解説
はいたてき‐ろんりわ【排他的論理和】
〘名〙 論理和(「または」)の解釈の一つ。二つの命題から成る複合命題「AまたはB」が真となるのはAとBのどちらか一方だけが真であるときとする。日常の「または」もこの解釈をとる場合が多い。
従って、
(01)により、
(02)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→Q)
(〃)(PならばQでなく)&(PでないならばQである)。
に於いて、
(ⅰ)は「排他的論理和」である。
然るに、
(03)
1   (1)  (P→~Q)&(~P→ Q)   A
 2  (2)  (P→ Q)&(~P→~Q)   A
1   (3)   P→~Q            1&E
 2  (4)   P→ Q            2&E
1   (5)          ~P→ Q    1&E
 2  (6)          ~P→~Q    1&E
    (7)   P∨~P            排中律
  8 (8)   P               A
1 8 (9)     ~Q            38MPP
 28 (ア)      Q            48MPP
128 (イ)   ~Q&Q            9ア&I
1 8 (ウ)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  1イRAA
   エ(エ)     ~P            A
1  エ(オ)              Q    5エMPP
 2 エ(カ)             ~Q    6エMPP
12 エ(キ)           Q&~Q    オカ&I
1  エ(ク)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  2キRAA
1   (ケ)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  78ウエク∨E
12  (コ) {(P→ Q)&(~P→~Q)}&
       ~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  2ケ&I
 2  (サ)~{(P→~Q)&(~P→ Q)}  1コRAA
従って、
(03)により、
(04)
(1)(P→~Q)&(~P→ Q)
(2)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、
(1)を「仮定」し、
(2)を「仮定」すると、
(7)の「排中律」によって、
(1)は「否定」される。
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」する。
然るに、
(06)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ R)&(~P→~R)
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」しない
然るに、
(07)
 P=奇数である。
~P=奇数ではない=偶数である。
 Q=2の倍数である。
~Q=2の倍数でない。
 R=2の倍数でない。
~R=2の倍数でない。ではない=2の倍数である。
であるとする。
従って、
(06)(07)により、
(08)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ R)&(~P→~R)
に於いて、
(ⅰ)(奇数である→2の倍数でない。)&(奇数でない→2の倍数である。)
(ⅱ)(奇数である→2の倍数でない。)&(奇数でない→2の倍数である。)
である。
従って、
(08)により、
(09)
「当然」ではあるものの、
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ R)&(~P→~R)
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ) とすることが、「可能」である。
従って、
(01)(08)(09)により、
(10)
(ⅰ)奇数であるか、または、2の倍数である。
(ⅱ)奇数であるならば2の倍数でなく、奇数でないならば2の倍数である。
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ) である。
然るに、
(11)
(ⅱ)
1 (1)(P→R)&(~P→~R) A
1 (2) P→R          1&E
1 (3)       ~P→~R  1&E
 4(4)           R  A
 4(5)         ~~R  4DN
14(6)      ~~P     35MTT
14(7)        P     6DN
1 (8)        R→ P  47CP
1 (9)(P→R)&( R→ P) 28&I
(ⅲ)
1 (1)(P→R)&( R→ P) A
1 (2) P→R          1&E
1 (3)        R→ P  1&E
 4(4)          ~P  A
14(5)       ~R     34MTT
1 (6)       ~P→~R  45CP
1 (7)(P→R)&(~P→~R) 16&I
従って、
(11)により、
(12)
(ⅱ)(P→R)&(~P→~R)
(ⅲ)(P→R)&( R→ P)
に於いて、
(ⅱ)=(ⅲ) である。
従って、
(09)(12)により、
(13)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ R)&(~P→~R)
(ⅲ)(P→ R)&( R→ P)
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ)=(ⅲ) である。
従って、
(09)(10)(13)により、
(14)
(ⅰ)奇数であるか、または、2の倍数である。
(ⅱ)奇数であるならば2の倍数でなく、奇数でないならば2の倍数である。
(ⅲ)奇数であるならば2の倍数でなく、2の倍数でないならば奇数である。
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ)=(ⅲ) である。
従って、
(14)により、
(15)
(ⅰ)明日は晴であるか、または、釣りに行かない。
(ⅱ)明日が晴であるならば釣りに行き、明日が雨であるならば釣りに行かない。
(ⅲ)明日が晴であるならば釣りに行き、釣りに行くのであれば明日は晴である。
に於いて、
(ⅰ)=(ⅱ)=(ⅲ) である。
然るに、
(01)により、
(16)
もう一度、確認すると、
排他的論理和」とは、二つの命題から成る複合命題「PまたはQ」が真となるのはPとQのどちらか一方だけが真であるときとする。日常の「または」もこの解釈をとる場合が多い。
従って、
(15)(16)により、
(17)
(ⅰ)P=明日は晴であるか、または、Q=釣りに行かない。
に於いて、
(ⅱ)Pが「」であるならば、Qは「」である。
然るに、
(18)
(ⅱ)Q=釣りに行かない。が「偽」であるといふことは、~Q=釣りに行く。が「真」である。
従って、
(17)(18)により、
(19)
(ⅰ)P=明日は晴であるか、または、Q=釣りに行かない。
に於いて、
(ⅱ)P=明日は晴である。が「」であるならば、~Q=釣りに行く。が「」である。
然るに、
(16)により、
(20)
(ⅰ)P=明日は晴であるか、または、Q=釣りに行かない。
に於いて、
(ⅲ)Qが「真」であるならば、Pは「偽」である。
然るに、
(21)
(ⅲ)P=明日は晴である。が「偽」であるといふことは、~P=明日は雨である。が「真」である。
従って、
(20)(21)により、
(22)
(ⅰ)P=明日は晴であるか、または、Q=釣りに行かない。
に於いて、
(ⅲ)Q=釣りに行かない。が「」であるならば、~P=明日は雨である。が「」である。
従って、
(19)(22)により、
(23)
(ⅰ)P=明日は晴であるか、または、Q=釣りに行かない。
に於いて、
(ⅱ)P=明日は晴である。が「」であるならば、~Q=釣りに行く。が「」であり、
(ⅲ)Q=釣りに行かない。が「」であるならば、~P=明日は雨である。が「」である。
従って、
(15)(16)(23)により、
(24)
日常の「または」もこの解釈(排他的論理和)をとる場合が多い。
といふことからすれば、
(ⅰ)明日は晴であるか、または、釣りに行かない。
(ⅱ)明日が晴であるならば釣りに行き、明日が雨であるならば釣りに行かない。
(ⅲ)明日が晴であるならば釣りに行き、釣りに行くのであれば明日は晴である。
に於いて、確かに、
(ⅰ)=(ⅱ)=(ⅲ) である。
然るに、
(25)
(ⅱ)明日が晴であるならば釣りに行き、明日が雨であるならば釣りに行かない。
といふ場合に、敢へて
(ⅰ)明日は晴であるか、または、釣りに行かない。
などといふ人間はゐない
従って、
(24)(25)により、
(26)
日常の「または」もこの解釈(排他的論理和)をとる場合が多い。
かどうかは、「疑はしい(?)」。
然るに、
(02)(05)により、
(27)
もう一度、確認すると、
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、すなはち、
(ⅰ)明日は晴であるか、または、釣りに行かない。
(ⅱ)明日が晴であるならば釣りに行き、明日が雨であるならば釣りに行かない。
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」する。
従って、
(24)(27)により、
(28)
(ⅰ)明日は晴であるか、または、釣りに行かない。
(ⅱ)明日が晴であるならば釣りに行き、明日が雨であるならば釣りに行かない。
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」するにも拘らず、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「同じ」である。
然るに、
(29)
べんしょうほう
【弁証法】
物の考え方の一つの型。形式論理学が、「AはAである」という同一律を基本に置き、「AでありかつAでない」という矛盾が起こればそれはだとするのに対し、矛盾だとは決めつけず、物の対立・矛盾を通して、その統一により一層高い境地に進むという、運動・発展の姿において考える見方。図式的に表せば、定立(「正」「自」とも言う)Aに対しその(自己)否定たる反立(「反」「アンチテーゼ」とも言う)非Aが起こり、この否定・矛盾を通して更に高い立場たる総合(「合」「ジンテーゼ」とも言う)に移る。この総合作用を「アウフヘーベン」(「止揚」「揚棄」と訳す)と言う。
▷ 起源はギリシア dialektikē (=対話)(グーグルで、弁証法で、検索)。
従って、
(28)(29)により、
(30)
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」するにも拘らず、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「同じ」である。
といふことから、何となく、「弁証法」といふ「用語」を「想起」させるものの、「(01)~(28)」と、「弁証法」とは、「無関係」であるに、違ひない。
(31)
「AでありかつAでない」という矛盾が起こればそれは偽だとするのに対し、矛盾だとは決めつけない
といふのであれば、「弁証法」は、「論理学否定」である。
然るに、
(32)
弁証法的論理学(読み)ベンショウホウテキロンリガク
デジタル大辞泉の解説
べんしょうほうてき‐ろんりがく〔ベンシヨウハフテキ‐〕【弁証法的論理学】
《〈ドイツ〉dialektische Logik》形式論理学に対し、ヘーゲルおよびマルクス主義における論理学。客観的実在および思考の弁証法的な運動・発展の法則を対象とする。
従って、
(31)(32)により、
(33)
弁証法的論理学」は、「論理学の否定」である。

(209)「排他的論理和」と「双条件法」と「仮言命題」。

2019-05-05 12:24:09 | 論理

(01)
出典 三省堂大辞林 第三版について 情報
精選版 日本国語大辞典の解説
はいたてき‐ろんりわ【排他的論理和】
〘名〙 論理和(「または」)の解釈の一つ。二つの命題から成る複合命題「AまたはB」が真となるのはAとBのどちらか一方だけが真であるときとする。日常の「または」もこの解釈をとる場合が多い。
(02)
「PまたはQ」に対する真理値の割り当てを「排他的または」に対して行うと、二つの命題PとQのどちらか一つだけが真のときに限って、「PまたはQ」が真になるに対し、「包含的または」に対して行うと、二つの命題PとQのどちらか一つか、あるいは、二つが真のときに「PまたはQ」が真になる。― 中略 ―、命題論理は、「包含的または」の方を採用しており、「真理表」にもそれが反映されている(早川書房、「不可能、不確定、不完全、」、2011年、207頁改)。
従って、
(01)(02)により、
(03)
排他的または」とは、すなはち、「排他的論理和」である。
従って、
(01)(02)(03)により、
(04)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→Q)
(〃)(PならばQでなく)&(PでないならばQである)。
に於いて、
(ⅰ)は「排他的論理和」である。
従って、
(04)により、
(05)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、
(ⅰ)が「排他的論理和」であるため、
(ⅱ)は「排他的論理和」ではない
然るに、
(06)
1   (1)  (P→~Q)&(~P→ Q)   A
 2  (2)  (P→ Q)&(~P→~Q)   A
1   (3)   P→~Q            1&E
 2  (4)   P→ Q            2&E
1   (5)          ~P→ Q    1&E
 2  (6)          ~P→~Q    1&E
    (7)   P∨~P            排中律
  8 (8)   P               A
1 8 (9)     ~Q            38MPP
 28 (ア)      Q            48MPP
128 (イ)   ~Q&Q            9ア&I
1 8 (ウ)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  1イRAA
   エ(エ)     ~P            A
1  エ(オ)              Q    5エMPP
 2 エ(カ)             ~Q    6エMPP
12 エ(キ)           Q&~Q    オカ&I
 2 エ(ク)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  1キRAA
12  (ケ)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  78ウエク∨E
12  (コ) {(P→ Q)&(~P→~Q)}&
       ~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  2ケ&I
1   (サ)~{(P→ Q)&(~P→~Q)}  2コRAA
従って、
(06)により、
(07)
(1)(P→~Q)&(~P→ Q)
(2)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、
(1)を「仮定」し、
(2)を「仮定」すると、
(7)の「排中律」によって、
(2)は「否定」される。
従って、
(07)により、
(08)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ Q)&(~P→~Q)
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」する。
然るに、
(09)
(ⅱ)
1 (1)(P→Q)&(~P→~Q) A
1 (2) P→Q          1&E
1 (3)       ~P→~Q  1&E
 4(4)           Q  A
 4(5)         ~~Q  4DN
14(6)      ~~P     35MTT
14(7)        P     6DN
1 (8)        Q→ P  47CP
1 (9)(P→Q)&( Q→ P) 28&I
(ⅲ)
1 (1)(P→Q)&( Q→ P) A
1 (2) P→Q          1&E
1 (3)        Q→ P  1&E
 4(4)          ~P  A
14(5)       ~Q     34MTT
1 (6)       ~P→~Q  45CP
1 (7)(P→Q)&(~P→~Q) 16&I
従って、
(09)により、
(10)
(ⅱ)(P→Q)&(~P→~Q)
(ⅲ)(P→Q)&( Q→ P)
に於いて、
(ⅱ)=(ⅲ) である。
従って、
(08)(10)により、
(11)
(ⅰ)(P→~Q)&(~P→ Q)
(ⅱ)(P→ Q)&(~P→~Q)
(ⅲ)(P→ Q)&( Q→ P)
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」し、
(ⅱ)と、
(ⅲ)は「等しい」。
従って、
(11)により、
(12)
(ⅰ)(PならばQでなく、)&(PでないならばQである。)
(ⅱ)(PならばQであり、)&(PでないならばQである。)
(ⅲ)(PならばQであり、)&(Qならば、  Pである。)
に於いて、
(ⅰ)と、
(ⅱ)は「矛盾」し、
(ⅱ)と、
(ⅲ)は「等しい」。
然るに、
(13)
(ⅲ)(PならばQであり、)&(QならばPである。)
といふことから、
(ⅲ)(P→Q)&(Q→P)
を、「双条件法」と言ふ。
然るに、
(14)
(ⅱ)(PならばQであり、PでないならばQである。)
といふ「言ひ方」は、
(ⅱ)(Pならば、そのときに限ってQである。)
といふ風に、「言ひ換へ」ることが、出来る。
従って、
(05)(12)(13)(14)により、
(15)
(ⅰ)(PならばQでなく、PでないならばQである。)
である所の、「排他的論理和」と、
(ⅱ)(Pならば、そのときに限ってQである。)
(ⅲ)(PならばQであり、QならばPである。)
である所の、「双条件法」とは、「矛盾」する。
然るに、
(16)
(ⅲ)(「逆」は、必ずしも「真」ではない。)
従って、
(16)
(ⅲ)(PならばQである。)としても、
(ⅳ)(QならばPである。)とは、「限らない」。
従って、
(16)により、
(17)
(ⅲ)(明日が晴ならば釣りに行く。)としても、
(ⅳ)(釣りに行くならば明日は晴。)とは、「限らない」。
従って、
(17)により、
(18)
(ⅲ)(PならばQである。)としても、
(ⅳ)(QならばPである。)とは、「限らない」。
といふことからすれば、
(ⅲ)(明日が晴ならば釣りに行く。)
(ⅳ)(明日は雨でも、釣りに行く。)
に於いて、
(ⅲ)と(ⅳ)は、「矛盾」しない。
然るに、
(19)
(ⅲ)(明日が晴ならば、その時に限って、釣りに行く。)
(ⅳ)(明日は雨でも、         釣りに行く。)
に於いて、
(ⅲ)と(ⅳ)は、「矛盾」する。
従って、
(14)(19)により、
(20)
(ⅲ)(明日が晴ならば、その時に限って、釣りに行く。)
(〃)(明日が晴ならば、釣りに行き、明日が雨ならば行かない。)
(ⅳ)(明日は雨でも、         釣りに行く。)
に於いて、
(ⅲ)と(ⅳ)は、「矛盾」する。
然るに、
(21)
(ⅲ)(明日が晴ならば釣りに行く。)
といふのであれば、普通は、
(ⅳ)(明日は雨でも 釣りに行く。)
とは思はない。
従って、
(20)(21)により、
(22)
(ⅲ)(明日が晴ならば釣りに行く。)
といふのであれば、我々は、「無意識」の内に、この場合は、
(ⅲ)(「逆」も必ず「真」である。)
と思ってゐる。といふ、ことになる。
(23)
1 (1)そんなことが起こるならば、太陽が西から昇る。      A
 2(2)             太陽が西から昇ることはない。 A
12(3)そんなことは起こらない。                12MTT
といふ「推論」は、「妥当(valid)」である。
従って、
(24)
(ⅳ)そんなことは起こらない。
といふことを、言はんがために、
(ⅳ)そんなことが起こるならば、太陽が西から昇る。
といふ「言ひ方」をすることが有る。
然るに、
(25)
1(1)~P   A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
に於いて、
 (3)の左側には、
1 しかない。
然るに、
(26)
1(1)~P   A
1(2)~P∨Q 1∨I
1(3) P→Q 2含意の定義
に於いて、
 (3)の左側には、
1 しかない。
といふことは、
1(3) P→Q 2含意の定義
の「行」が「真」であるのは、
1(1)~P   A
の「行」が「真」であるからである。
といふことを、「意味」してゐる。
然るに、
(27)
 P=ソクラテスは女である。
とするならば、
~P=ソクラテスは女ではない。
は、「」である。
従って、
(26)(27)により、
(28)
1(1)~ソクラテスは女である       A
1(2)~ソクラテスは女である∨Q     1∨I
1(3) ソクラテスが男であるならば、Q。 2含意の定義
といふ「推論」は、いづれにせよ、「妥当」である。
従って、
(28)により、
(29)
Q=太陽が西から昇る。
であるとすると、
1(1)~ソクラテスは女である              A
1(2)~ソクラテスは女である∨Q            1∨I
1(3) ソクラテスが男であるならば、太陽が西から昇る。 2含意の定義
といふ「推論」は「妥当」である。
然るに、
(30)
(ⅲ)(PならばQであり、)&(Qならば、Pである。)
といふ「双条件法」ではなく、
(ⅰ)(PならばQである。)
といふ「仮言命題」の場合は、
(ⅰ)真ならば真である。
(ⅱ)真ならばである。
(ⅲ)ならば真である。
(ⅳ)ならばである。
といふ「4通り」の内、
(ⅱ)真ならば偽である。
といふ「1通り」が「偽」であり、
(ⅰ)真ならば真である。
(ⅲ)ならば真である。
(ⅳ)ならばである。
といふ「3通り」が「」である。
従って、
(29)(30)により、
(31)
(ⅱ)ソクラテスが男であるならば、太陽が西から昇る。
といふ「仮言命題」は、「」であり、
(ⅳ)ソクラテスが女であるならば、太陽が西から昇る。
といふ「仮言命題」は、「」である。
従って、
(23)(31)により、
(32)
1 (1)ソクラテスが女であるならば、太陽が西から昇る。      A
 2(2)              太陽が西から昇ることはない。 A
12(3)ソクラテスは男である。                  12MTT
といふ「推論」は、「妥当」であって、尚且つ、
1 (1)ソクラテスが女であるならば、太陽が西から昇る。      A
といふ「仮言命題」は、「」である。