松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

ひぐらしのなく頃に の解析

2008-08-09 13:10:36 | アニメ・コミックで思うこと
本棚を整理していたら、『ひぐらしのなく頃に 暇つぶし編』のコミックが出てきました。
で、
「あれ? これ読んだっけかなぁ」
としばし中身を確認。

結論としては、まあ買ってすぐに読んだと思われます。
一応、ストーリーの断片が記憶にあったし。

松浦は自慢じゃないですが、一度読んだ小説やコミックの内容はけっこう記憶している方です。書店での二重買いも滅多にしません。

では、なぜ『ひぐらしのなく頃に』に限って忘れていたのでしょうか。
思うに、『ひぐらし』って『ドラえもん』と構造が似ているのではないでしょうか。
登場人物を整理していくと、『ドラえもん』をはじめとする藤子不二雄の黄金パターンの性別を全部逆にすると、『ひぐらしのなく頃に』になるのではないかな。

言うなれば、しずかちゃん視点の『ドラえもん』
そして、不思議な道具での冒険の代わりに、不可解な謎による殺戮が起こる。
だからこそ、いくらでも話は増やせるし、すべてのフレームが一緒だから記憶に残りにくい。

結果として、ゲームからでも、アニメからでも、コミックからでも、それらの途中からでも入っていける、すばらしい素材になったのだと思います。
コメント
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