松庵

シナリオライター
&絵コンテマンな
松浦の軌跡。

文学少女と死にたがりの道化

2008-08-04 18:57:25 | 一般書籍で思うこと
こんばんは。
久しぶりに、ライトノベルに打ちのめされましたよ。
別に狙って買ったわけではなくて、帯に『このライトノベルがすごい! 2008』ベスト10入り!! と書いてあったから、何となく手に取りました。

ごめんなさい。もう、二ヶ月くらい前の話です。
ずーっと、積ん読になっていました。

自分の原稿が一区切りついたこともあって、読み始めたら――――。
あー、やられた。
はまりましたよ。早く続きを買いに行かなきゃ。

文章うまいわ、この人。描写がね、繊細で。もう、かなわないなぁ、と。
あと、どのくらい修行を積んだら松浦もプロで通用するレベルになれるのだろう。
つい先日、ひどいやつを読んで
「楽勝じゃん!」
と勝った気になっていたけど、やっぱり一流はそこかしこに潜んでいるのですね。

だいたい、Texpoでだってろくに読者をつかめないでいるのに、まあいい気になっていたものだ。と恥ずかしくなりました。

一人称で、主な登場人物は三人だけで。で、長編。
冗長なアクションや、どうでもいい独白はなし。
とにかく、文章の完成度が高い。

何拍子そろってるんだ!?
ほんと、自信なくなるよ。
コメント
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