帰宅途中の電車内でのことです。
月曜日ということもあって、少々疲れていました。普段だったら小説に活かすために、人間観察をしたり、活字を追ったりするのですが、今日はそんな気にもなれませんでした。
ところが、一人の男が松浦の35分間をすべて塗り替えてゆきました。
車内に響く、ひときわ大きな声。
はじめは、知的障害者が車内アナウンスのマネなどをしているのかな、と思っていましたが、どうやらそうでもないようです。しかし、注意してみてもその男は一人バイトの愚痴を言い続けているだけなのです。
『会話』ではありません。合いの手がないのです。
5分ほど観察して、ようやく事態が飲み込めてきました。
この男、すぐ脇にいる女性に話しかけているようです。男の発言を分析するに、どうやらバイトの先輩と後輩という関係のようでした。
しかし、この女性、
一 言 も 発 言 し ま せ ん 。
男の方は、気を惹きたくて一生懸命ですが、女性は「はやく、このうるさい男と別れて、一人で帰りたい」というセリフが顔に書いてあります。
今日は、20前後のモテない男の、痛い行動パターンを観察させてもらいました。
月曜日ということもあって、少々疲れていました。普段だったら小説に活かすために、人間観察をしたり、活字を追ったりするのですが、今日はそんな気にもなれませんでした。
ところが、一人の男が松浦の35分間をすべて塗り替えてゆきました。
車内に響く、ひときわ大きな声。
はじめは、知的障害者が車内アナウンスのマネなどをしているのかな、と思っていましたが、どうやらそうでもないようです。しかし、注意してみてもその男は一人バイトの愚痴を言い続けているだけなのです。
『会話』ではありません。合いの手がないのです。
5分ほど観察して、ようやく事態が飲み込めてきました。
この男、すぐ脇にいる女性に話しかけているようです。男の発言を分析するに、どうやらバイトの先輩と後輩という関係のようでした。
しかし、この女性、
一 言 も 発 言 し ま せ ん 。
男の方は、気を惹きたくて一生懸命ですが、女性は「はやく、このうるさい男と別れて、一人で帰りたい」というセリフが顔に書いてあります。
今日は、20前後のモテない男の、痛い行動パターンを観察させてもらいました。