久しぶりの、小説のレビューです。
まあ、ライトノベルが一般書籍のレビューに入るのかどうかは疑問ですが。でも、このブログのカテゴリは、日記、コミックとアニメーション、一般書籍と三つに分けているので、無理矢理量子化するとなると、一般書籍でしょう。
で、以前にもご報告しましたとおり、松浦はコバルトの短編賞で『あと一歩の作品』の欄に名前が載ったのです。
長年、自分は少年向きだと思って書いてきましたが、意外とそうでもないのか? というわけで、コバルトを研究中です。
コバルトの棚に行くと、いやでも目にはいるのは、やはり『マリア様がみている』でしょう。売れているのはわかるのですが、どうも評判を聞くと男性読者の取り込みに成功したから売れている。ということらしいです。
そうなると、少年向きで失敗している松浦には参考にならないのです。
一番ほしいのは、コバルト読者が考える、コバルトらしい作品、なのです。
で、たどり着いたのが『恋のドレスとつぼみの淑女』です。
まず感心したのが、カタカナ名の苦手な松浦でもすぐにキャラクターをつかむことができた点です。
これは、クリスとパメラという対照的なコンビの特徴を、説明的とも思えるほど丁寧に描写しているからだと思います。それに加えて、登場人物の絞り込みです。
必要最小限の人物しか出さない。そして、彼女らにちょっとしつこいかな、と思うほど心境を語らせる。
さらに、設定について。
どうも、工学部出身のせいか理屈を求めてしまうのですが、それは受けないようです。この作品のキーワードは『ドレス』です。
クリスの作る、人の恋する心を映し出すドレスと、悪役として登場する闇のドレス。ここに、物理的な説明はありません。
そういうものなのだ、というだけです。
どうも、人間関係や心理描写が重要で、舞台装置のからくりについては思い切って省略した方がいいようですね。
まあ、ライトノベルが一般書籍のレビューに入るのかどうかは疑問ですが。でも、このブログのカテゴリは、日記、コミックとアニメーション、一般書籍と三つに分けているので、無理矢理量子化するとなると、一般書籍でしょう。
で、以前にもご報告しましたとおり、松浦はコバルトの短編賞で『あと一歩の作品』の欄に名前が載ったのです。
長年、自分は少年向きだと思って書いてきましたが、意外とそうでもないのか? というわけで、コバルトを研究中です。
コバルトの棚に行くと、いやでも目にはいるのは、やはり『マリア様がみている』でしょう。売れているのはわかるのですが、どうも評判を聞くと男性読者の取り込みに成功したから売れている。ということらしいです。
そうなると、少年向きで失敗している松浦には参考にならないのです。
一番ほしいのは、コバルト読者が考える、コバルトらしい作品、なのです。
で、たどり着いたのが『恋のドレスとつぼみの淑女』です。
まず感心したのが、カタカナ名の苦手な松浦でもすぐにキャラクターをつかむことができた点です。
これは、クリスとパメラという対照的なコンビの特徴を、説明的とも思えるほど丁寧に描写しているからだと思います。それに加えて、登場人物の絞り込みです。
必要最小限の人物しか出さない。そして、彼女らにちょっとしつこいかな、と思うほど心境を語らせる。
さらに、設定について。
どうも、工学部出身のせいか理屈を求めてしまうのですが、それは受けないようです。この作品のキーワードは『ドレス』です。
クリスの作る、人の恋する心を映し出すドレスと、悪役として登場する闇のドレス。ここに、物理的な説明はありません。
そういうものなのだ、というだけです。
どうも、人間関係や心理描写が重要で、舞台装置のからくりについては思い切って省略した方がいいようですね。