郎女迷々日録 幕末東西

薩摩、長州、幕府、新撰組などなど。仏英を主に幕末の欧州にも話は及びます。たまには観劇、映画、読書、旅行の感想も。

ライブドアと北朝鮮の闇の関係???

2006年02月21日 | 時事感想
いえ、直接関係がある、という話ではありません。
ただ、北朝鮮のマネーロンダリング(資金洗浄)に、日本の闇の勢力がかかわり、それにライブドアが関係した可能性があるのではないか、ということです。
フォーサイト3月号、小田博利氏の著名記事です。

現在、アメリカは北朝鮮の資金源を断とうと、マネーロンダリング摘発を積極的に進めていて、日本政府も当然、といいますか、さすがにここにいたっては積極的に、協力しています。
過去をふりかえってみますと、日本では北朝鮮系の金融機関野放し状態だったんですが、アメリカの北朝鮮に対する姿勢が強行になった先年以来、ようやく日本政府も、あたりまえのことをし始めた、というだけのことではあるのですが。
で、ライブドア事件も、そのアメリカの北朝鮮政策に関係しているのではないか、という推測なんですが、ありえない話ではなさそうですね。
現在も偽メール事件でばかばかしい騒動が起こっていますが、ライブドア摘発は、現政権にはマイナス要因の方が大きい。にもかかわらず、果敢に検察が摘発したには、それなりの理由があるはずで、北朝鮮マネーとの関連というならば、納得がいきます。

フォーサイトの記事は、奥歯にもののはさまったような言い方なんですが、ポイントはここでしょうか。
ライブドアが傘下におさめた中古車販売のジャック・ホールディングスや、マンション販売のダイナシティ。これらの買収をライブドアに持ちかけた面々に、故・新井将敬代議士(当時自民党)と関係のある経営者組織の面々が、多く存在するのだそうなんです。
首吊り自殺したとされております新井将敬氏なんですが、その「自殺」には疑念がもたれていたようですし、「関係のある経営者組織の面々」って、どういう面々なのか、はっきり書かれていないのですけれども、ここから日本の闇勢力と北朝鮮のマネーロンダリングに話がいくわけですから、まあ、憶測のいきつくところは、大方定まります。

詮索をかけていたら、関連していそうなニュースがありました。

sankei Web スイスに調査官派遣 ライブドア事件で証取委

これまでの調べや関係者によると、ライブドアや関連会社は株式交換による企業買収で、事前に傘下の投資事業組合が買収先の100%株主になるなどして、交換用に発行した自社の新株をコントロール下に置き、投資事業組合やスイス、香港の金融機関、英領バージン諸島の企業などを経由させて売却。本体に売却益を還流させた疑いが浮上している。

 スイス系金融機関などには、ライブドアや前社長、堀江貴文(ほりえ・たかふみ)被告(33)=同法違反罪で起訴=名義の口座があり、こうした還流の仕組みは前取締役、宮内亮治(みやうち・りょうじ)被告(38)=同=らがプライベートバンク業務に精通した東京都内の金融ブローカーに相談して進めたとされる。

 この金融ブローカーの依頼で、香港に住むスイス系金融機関の邦人社員が関与したことも判明している。

捜査の真のねらいは、やはりマネーロンダリングを追求することににあったのではないか、と思わせる報道です。


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