Rock'n Roll closet vol.7

3月11日の震災から数日して、鎌倉は電気がこころもとない状況だったので
ラジオをつけっぱなしにしていた。もちろん混乱の最中、流れてくるニュースは
ほとんどが震災の被害状況と原発に関するものだった。

被災者の方々が避難所でライフラインが断たれてしまった中で、
唯一の情報手段にラジオがあった。そこから流れた曲は、

「それいけ！あんぱんマン」だった。

不覚にも涙がこぼれてしまった。
そうだ、被災されている人の中にはたくさんの子供たちがいるんだ…。

一方では震災直後に「アーティスト」たちは関西でチャリティ・イベントをやっていた。
その模様はテレビでもラジオでももちろん放映されなかったが、中には
震災直後に被災者に向けて作られた歌もあったようだ。

この際、その歌がいい歌であろうとよくない歌であろうとそんなことを
評価すべきではないと思う。

でも私が気になったのは、そうやって作られた歌は避難所で暮らす人たちの
耳にとどいたのだろうか？　ということである。

もしそれがタイムリーに届いていないとするなら、私から言わせれば
そんなチャリティ・イベントなどアーティストのエゴでしかない。

はっきりいって時と場所をわきまえてほしいと思った。

ミュージシャンがどれほど短期間で曲を仕上げたにせよ、
歌が自然に発露してくるにはそれなりの潜伏期間があるはずである。


「よーい、ドン！」で名曲を書ける人というのは、私が知り得るかぎりでは、
あるかぎられたジャズ・ミュージシャンだけだ。

そして特にロックにおいては、そんな歌の作り方をすべきではない。
その行為はロックの精神から逸脱している。

歌はうたい続けるもの、歌いつがれるもの。

アーティストのみなさん、必ず歌をうたい続けてください。
どのような状況で作られた歌であれ、歌い続けて、歌いつがれてこそ
歌なのだから。


さて、4月16日にRock'n Roll closet vol.7が開催される。

今回はThe Privatesさんもゲスト出演ですね。実は私の姉とThe Privatesの
メンバーの方は旧友である。私も一度だけ電話でお話したことがある。
もちろん、絶対に覚えてないと思うけどね。

そして本名カズトBand。このブログでも何度も紹介している本名カズトさんのバンド。
（本名カズトBandと書いてあって本名カズトさんのバンドじゃなきゃ、
大問題だぞ！（笑））

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2011/4/16（土）江古田
「Livehouse Buddy★Rock'n Roll closet vol.7★」
　開場/開演：18：00/19：00～
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　会場:江古田「Livehouse Buddy」
　http://www.buddy-tokyo.com/
　　TEL.03-3953-1152（15：00～）
　　西武池袋線江古田駅南口改札口を出て右へ
　　徒歩約10秒、双葉会館地下2階
　　ビルの上下にBUDDYという看板あり
　　B1・MF・1F がGAME CENTER
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　前売/当日：2,500円/3,000円　※＋ドリンク500円
　問い合わせ：江古田Livehouse Buddy
　　03-3953-1152（15：00～）
　出演：
　・The Privates
　・サルーキ＝
　・本名カズトBand
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(当初掲載時に料金に誤りがありましたので訂正しました。
お値段もグッと安くなって、断然お得だぞ、こりゃ～！！）

彼と知りあってもう10年以上。
彼はそれ以前からもずっとずっと自分の歌をうたい続けている。

これからも歌い続けるだろう。
こういうイベントを通して、彼の歌が聴く人の心をとらえ、
その人たちが、彼の歌をうたいついでゆくまで。

本名さん、がんばれ！


がんばれ、東日本！
翻訳会社オー・エム・ティの公式ウェブサイト