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がんばれ織田君

2010-02-19 17:18:21 | 日記
高橋選手銅メダルをとりましたね。
すばらしかったです。

トリノの時は、

「遊びにいってんじゃねえぞ!」

とか思っていたけど、ケガを克服して、自分でつかみ取った
2度目のオリンピックのキップ。
4回転ジャンプではこけてしまったけど、果敢に挑戦する気持ちと
なによりもその後のすばらしい演技は本当によかった。
私は全くの素人だけど、ジャンプの後の着氷が音もしないように
静かでなめらかで、私の中では文句なしのナンバーワンだったよ。

一方で織田選手は残念でした。
でも彼もよくやったと思う。前回、オリンピックに出場できず、
悔しい思いをしたのだろうが、その時から一貫して、浮いたところが
なく謙虚に、そしてひた向にやってきたのがよくわかる。
靴紐が切れてしまうというアクシデントもあったけど、
私には4回転を止めてプログラムを変更してきた一回目のジャンプで、
なにか制裁を欠いているように思えたのだが、解説者の話では
1回目のジャンプはよかったとのことなので、まあその通りなのだろう。

トリノでは際立つジャンプをもたない、荒川選手がひとつひとつの技の
完成度を高めて日本に唯一の金メダルをもたらした。

今回は安藤選手が自身の4回転ジャンプを完全に封印した。
演技の完全な方向転換をし、そして見事な成功を収めている。
前回のトリノで、誰もが成功すると信じてはいない、4回転にチャレンジし、
見事に失敗した。あの時は痛々しさすら感じた。

彼女は今回のオリンピックでも絶対に4回転はやらないだろうし、
これからも挑戦することはないと思う。


荒川選手はもとより、すごいジャンプ技をもっていなかったので、
それで勝負した。
安藤選手はここ数年は完全に4回転を封印して、違うところで勝負
をしている。

私が言いたいのは、自分が本当に勝負すべきところではリスクを
恐れず勝負すべきだということだ。

もちろん、自分ができる最高の演技をすべきなのだが、それは
決してリスクを回避することではあり得ないと思うのだ。

織田選手にとって最高のものは、4回転ジャンプではなかったのかも
知れない。でも他のところでも、なんか守りにまわっているような
演技で力強さが感じられなかった。
(アクシデントがなくても、メダルは取れなかった気がする)

一方で高橋選手は、4回転こそ、大コケしたが、気持ちは最後まで
攻め続けていたように思う。

織田選手には次がある。そのためのドラマのワンシーンを演じている
と思えばきっと乗り越えてゆけるさ。

がんばれ、織田君!

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