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がんばろう日本

2011-03-20 16:46:14 | 日記
連日テレビでは震災の被災者をはげますメッセージを紹介している。
そしてツイッタ―やブログ、インターネットでも多くの人々が応援をしている。
有名人、経済的に豊かな人、成功している人…、それだけではない。
子供たち、中学生、高校生、そして若者、大人、お年寄り、
おそらく金銭的にそれほど裕福でない人たち、病気の人たち、
そういったすべての人たちがみなで日本をなんとかしようと祈っているのだ。

こんな時に不謹慎かも知れないが、そういうのを見ていると
胸が熱くなり涙が出そうになる。

未曾有の大不況、そして低迷する政治、たび重なる凶悪犯罪、
乱れる社会、そしてこの大災害といやなことが連続して起こっている。

でもどんな時でも思いやりをもち、励まし合い、みんなでやってきた。
日本人は優秀である。日本人には知恵がある。
そのプライドをもって立ち向かえば、大丈夫。

がんばろう日本!


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日本のプライド

2011-03-20 14:11:31 | 日記
今日もいい天気だ。
東北はどうだろう。寒いだろうか。
この日差しが少しでも東北で被災されている方々の心と体を照らして
くれればいいと思う。

震災からもう1週間が過ぎた。
私が住む地区は計画停電の第5グループに属するのだが、
月曜日から毎日3時間の停電があった。昨日、今日と久しぶりに実行されないという。
ありがたい話だ。

電気がない生活がこれほど不便だとは思わなかった。
地域一体が闇に包まれる。
日中の停電では、寒さはさほどでもないのだが、私のように
コンピュータ、そして電話、Faxなどに頼りっぱなしの人間にとって
仕事時間の3時間のロスにどうしようもない焦りもでてくる。
だから休日を返上して仕事をするしかない。
なにより辛いのが寒さである。夜(6:20~10:00)の停電はとてもつらかった。
うちはまだよいほうだが、オール電化の家などは水道も何も使えない。
したがって食事も作れない。夜食事の時間に食べられるものがかぎられているのは
事実であり、実際に近所のコンビニもスーパーもまるで品物がない。
スーパーで買いだめに走る人はみっともないと思うが、
実際に困っている人が近所に大勢いる。

よくこういう時に「被災者のことを考えろ」とえらそうなことをテレビで
いっている人がいるが、私からいわせれば

「あんたがたには言われたくないよ!」

である。そういう人にかぎって、計画停電など実行されていない場所に
住んでいる。別に彼ら自身が買占めをしているとは思わないが、不便な
環境におかれた人の身にもなってほしい。

必要なものを買うことが、そんなに悪いことなのだろうか…。

某評論家が「外食すればいい」とかいったらしいが、
停電でお店がどこも閉まっているのにどこで外食しろというのか…。
ほとんど馬鹿の発言である。人ごと、無責任極まりない。

確かに使いもしない車のガソリン補給に走る人がいたり、
普段食いもしないパンをわざわざ買い占める人がいるのも事実だけどね。
ひどい人は「これが群集心理です。」と行列に並んでいるくせにインタビューに答えていた。
豪傑というより、これも馬鹿に近い。

今は例えば電車通勤が可能な人は車の外出は控えるとか、お米は電気が流れて
いる時に炊いておくとか助け合いの気持ちと工夫の余地はいくらでもあろう。
私は我慢することがいやだといっているわけではない。
でも自分の生活は確保されているくせに、人には生活レベルを低下させるような
ことを強いるのはどうかと思う。

我々は未曾有の災害に直面している。こういう時は有識者だけでなく、
戦争を体験した人たちや、関西大震災の人達の意見をきくべきだと思うが、
政府はどうして自分達だけで抱え込もうとしているのか。
経験から結論を導き出すことができない以上、
問題なのはその時々の「振る舞い」であり「受け止め方」であり「考え方」だと思う。
経験から学ぶことはもちろん大切なことだが、特に被災者の人たちにとっては
「今」しかないのだ。

いちばんわからないのはマスコミである。
こんな時に「~すべき」的な発言ばかりしたり、政治や社会のせいにしている
人たちばかりだ。日本の恥だ。今はそんな時ではないだろう。
現地の人に情報が全然伝わらないことが問題となっているのに、
それを電力のせいにしている場合だろうか。
せっかく現地にいっているのだからもっと出来ることがあるだろう。
今どういう状況になっているのかを我々にではなく、被災者の人たちに伝えてやる
ことが先決じゃないだろうか。

協力したいと考えている人が日本中大勢いるんだ。
そしてそれが日本のプライドなのだ。
それを無駄にしないでほしい。


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