風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

FLATBACKER [Hard Blow] 1985

2018-11-17 05:36:26 | 今日のメタル













♪いい加減にしなさいよ~♪



過激だけれどもどこか人を食ったようなオリジナリティ溢れる歌詞が面白かったですねえ。当時の日本のメタル・バンドはとにかく歌詞が酷かった。ホント、もちょっと歌詞がなんとかなってりゃ、もっとメジャーになれたんじゃないかと思う事がよくありました。その点フラットバッカーは歌詞が良かった。ただ攻撃的なだけじゃない、ウィットに富むというのか、ユーモアがあったというか。



北海道出身。パンキッシュなところが多分にありますが、パンクにしては演奏が上手すぎる(笑)ハードコアやスラッシュ・メタル、パンクなどの要素を併せ持った、オリジナリティ溢れるヘヴィ・メタル・バンドでした。



1985年にメジャーデビュー。87年にはアメリカに移住し、バンド名をE.Z.O.と改名、キッスのジーン・シモンズのプロデュースにより全米デビューを果たします。

なかなか派手な全米デビューでしたが、最初こそ話題になったもののその後は伸び悩み、バンドは1990年に解散します。

ちなみにE.Z.O.というバンド名の由来、分かります?わかりますよね、そうです。


蝦夷です。




バンド解散後、ヴォーカルのМASAKI=山田雅樹はラウドネスの3代目ヴォーカリストに就任。ラウドネス脱退後はニューヨーク辺りで地道な音楽活動を続けているようです。

ギターのSYOYO=飯田昌洋はミュージシャンを引退、そのままアメリカ在住で、現在は寿司職人らしい。

ベースのTARO=高橋太郎は現在、某レコード会社で音楽ディレクターをしているそうです。

ドラムのHIRO=本間浩嗣は、ラウドネスから樋口宗孝が一時的に脱退していた期間、ラウドネスに在籍し、その後アンセムのドラマーとして活動しますが、バイク事故の後遺症の悪化により引退を余儀なくされました。


人生色々、頑張ってね。


フラットバッカー。間違いなく日本のヘヴィ・メタルの歴史に、ロックの歴史に残るバンドですね。