四季優彩 Annex

身近な自然を中心とした写真ブログです!

沈みかけた太陽

2010年01月10日 01時34分35秒 | ニュース

遅ればせながら、皆さん本年もどうぞよろしくお願い致します。正月と言っても我が家は喪中ですので、年末の旅行以外はコレと言った行事もなく、正月休みを過ごしました。

2010年最初の記事としてはあまり縁起の良くないものですが、JALがとうとう終焉を迎えようとしています。それと言うのも企業再生支援機構が進めようとしている法的整理による再建計画を主要取引銀行が受け入れる方針を示したようで、19日にも会社更生法の適用を申請することになる模様です。

俗に言う「潰れる」(消滅してしまう訳ではありませんが・・・)と言うことで、各社の記事によると主要取引銀行は約3500億円の債権放棄を受け入れることになり、90%以上の減資(資本金が10分の1以下になる)を行うことになるようです。その上で企業再生支援機構が3000億円(税金です)を出資して、新生JALを再建することとなるようです。

そうなると、JALの株も10分の1以下になると言うことですから、JALに投資している株主の資産も10分の1以下になると言うことです。下手をすると99%とか100%減資と言うことも・・・。

皮肉なことに去年、JALをモデルとした??小説「沈まぬ太陽」が映画化されましたが、日本を代表する巨大企業が落日を迎えようとしています。まさかJALが潰れるなんて、数年前までそんなことは夢にも思っていませんでした。

個人的には旅行や出張などで良く利用していただけに、ちょっと寂しい気がします。確かに経営責任は問われるべきだと思いますが、政策により採算の見込みのないような地方空港へも便を飛ばさせられていましたし、日本航空と言う会社だけが悪い訳ではないと思うので、気の毒な気もします。JALグループの人々にとって、これから茨の道が待っているのでしょうかが、社員やその家族を路頭に迷わせないで済む方法はないのでしょうか?

パンナム(パンアメリカン)、スイス航空、アリタリア航空など、各国を代表する航空会社が破綻していますので、航空業界と言うのは儲かる業種ではないのかも知れません。航空業界が花形だった時代は終わってしまいました。

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