四季優彩 Annex

身近な自然を中心とした写真ブログです!

新聞記事の信憑性

2007年01月27日 23時55分41秒 | ニュース

昨日に続き不二家の話題となってしまいますが、今日の某大手新聞の朝刊の記事で、“大腸菌「10万個以上」”と言う物がありました。内容は?と言うと「不二家の泉佐野工場が本社基準より甘い回収基準を設けていた」と言う物で、大腸菌数が1グラム当たり10万個以上となったら製品を回収すると言う物でした。

昨日も述べたとおり、大腸菌群と言うのは陰性(検出されない)と言うのが原則ですので、幾らなんでも「大腸菌(大腸菌群)数が10万個以上」と言うのは有り得ませんし、不二家本社の回収基準の1万個と言うのも信じ難いものです。汚い話ですが大腸菌が存在すると言うことは、その食品内に便が混入していると言うことですので、この記事自体の信憑性が問題となります。もしこれが事実でしたら食品業界に携わる人間としては、常識を遥かに超えている物であると言わざるを得ません。

恐らくこの記事を書いた記者は文系出身の食品業界に関する知識のない人だろうと思います。記事の内容からすると「大腸菌」ではなく「細菌(一般生菌)」ではないかと思います。万が一これが事実でしたら、食品会社としての存在価値はありません。この記事が事実でないことを信じたいです。

食品の自主回収に関する資料

コメント (5)
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