四季優彩 Annex

身近な自然を中心とした写真ブログです!

食の安全とは?

2007年01月26日 23時24分08秒 | ニュース

不二家の問題以来、食品会社の不祥事が連日のように新聞やニュースで取り上げられています。報道のされ方に多少の問題はありますが、不二家ほどの会社がこんなにずさんな衛生管理をしていたのかと思うとちょっと驚いてしまいます。

報道でも「細菌数が1グラム当たり10万個」と言うように細菌数の話が出てきますが、ここで言う細菌とは「一般生菌」と言うもので、大腸菌や食中毒菌ではない雑菌(基本的には無害)のことです。一般性菌数は生菓子や惣菜などでしたら、1グラム当たり千個単位で存在しているのが普通です。一般生菌に関しては、それ自体が人体に害を及ぼすものではありませんので、その食品が衛生的であるか?とか、鮮度が保たれているか?という判断の基準となります。

もう1つ、一般的に大腸菌についても検査が行われていて、「大腸菌群(大腸菌や大腸菌の一種)」が検出されないか?を検査しています。その他にも食品によっては、黄色ブドウ球菌や生卵などが汚染されるサルモネラ菌などの食中毒菌に関しても検査をしています。

衛生管理の他にも、異物の混入に関しても厳しい検査が行われているのが一般的です。

このように食品メーカー各社では、衛生面や安全面に細心の注意を払って食品を製造しているのですが、100パーセント安全か?と言えばそうではありません。人間が介在する以上、間違いも起こりますし、100パーセント菌や異物を取り除くことは難しいのです。

これは人が自動車を運転している以上、交通事故を100%防げないということに似ていますが、食品の場合は少なくとも命に関わるような重大な事態になることは殆ど無いと思います。

誰もが1度は経験していると思いますが、間違ったとしても食あたりなどで気持ち悪くなったり、お腹を壊したりする程度で収まると思います。(こんなことを言うと怒られてしまいますが・・・)

衛生管理という点では、大手食品メーカーの工場で製造された製品よりはレストランや総菜屋などの料理、レストランや総菜屋などの料理よりは一般家庭で作られた料理の方が危険度が高いと思います。

食の安全について感心を持つことは良いことだと思いますが、あまり神経質になるのは良くないと思います。

コメント (3)
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