
ようやく梅雨明けを思わせるような天気になった。雨上がりの木々の葉が、久しぶりに朝の日の光を浴びて輝いている。夏の森や林は、選挙演説でも聞くような味気のない一様な緑の色などと言ったが、きょうはそうでもなさそうだ。
何でも27日間も雨の日が続いたと、昨夜の気象予報の際に知り驚いたが、1年前の同日、場所は聞き逃したが39度を記録したという観測結果が続き、もっと驚いた。7月の終わりごろから8月の初めが最も気温が上がる期間だというから、晴れたら晴れたで安堵してばかりはいられまい。都会の猛暑、長引く残暑を思い出す。ただ、どうもきょうは、夜になって雨になりそうだ。夏も慎重に季節を進めていくつもりかも知れない。
きょうはここまで、家で呟いている。これから辰野町の山の上にある県営の射撃場へ爆音気借用のお礼に行き、牧場へ着くのは昼頃になるだろう。今夜から2泊の予定で関西から小屋へ宿泊者3名が来る。また映画関連で、夕日の撮影をしたいという連絡が入っているが、さてこっちの方は上手くいくだろうか。
射場は沢底と後山という二つの集落を分ける山の上にある。平日にもかかわらず、射撃音はしていた。場長はいなかったが用だけ済ませ、山を下り、それからもみじ湖を通り藤沢に抜けた。もみじ湖や近くの守屋山は愉快なこと、苦いこと、思い出すことばかりだった。
千代田湖を経由して山の中をここまで、家を出てから2時間半を要した。初めて通る集落もあれば、かつて辰野まで10幾キロかの距離を自転車で通った懐かしい通勤路も走った。普段は牧場と家との往復だけだから、それなりの気分転換にはなった。
今年も某私立中高校の生徒が、昨日から8月の頭にかけて引率の教師を含め500人くらいがテイ沢を上る。1日25,6人、その倍の人数になる日も3日くらいある。もう少し、別の行先も考えて貰えないかと談判に行ったが、血圧を上げただけで終わった。在る物を利用するのは当然で、そこから先のことなど考えないようだ。大沢山を周回するコースなど実にいいと思うが、それを調べる気すらないのか。
小屋は、当面ですが8月は9日から12日、14日から17日(予備の仮押さえ)、21日から23日、そして9月は4日から6日、が貸切りで埋まっています。どうしてもという場合、他に10畳2間あります。また変更の可能性もあり、予約時に確認願います。
営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。