入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「秋」 (44)

2018年10月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                        Photo by TOKU氏

 今朝は125号線の杖突街道から林道に入りここまで来る間に、有難いことに1台の車ともすれ違うことがなかった。この「金鶏金山(千軒平)」を東に巻く山道は、対向車、特に大型車と出会わなければ、「枯木の頭」を通る味気のない舗装路を走るよりか余程いい。特に今朝のような、きょうから天候が崩れるといった予報が見事に外れ、秋の気に溢れた紅葉の中を来るのは、例え悪路に気を揉んでも余りある。
 問題は木材運搬の大型トラックで、これに出くわしたら戦車と対峙する歩兵のようなもの、急な坂道をどこまで後退させられるか分からない。トラックのおよその通行時間が分かるようにしてもらえるだけで随分と助かる。どうせ聞き入れてはもらえまいが、一度管理する側に話してみようかと考えている。

 先週の週末からの3連休、千代田湖にはたくさんのテントが張られ、北沢峠に向かうバスの発着所の駐車場にも多くの車が停まっていた。対して当キャンプ場や山小屋は、台風情報のせいで予約取り消しも幾つかあったが、それにしても"憮然たる思い"が残った。
 確かに、経路・アクセス上の問題は大きい。現在の状況では、芝平線は不通、枯木の頭経由は舗装工事でこれまた通行止め、小黒川林道は崩落の危険を孕む未舗装の山道が11キロ、これでは土地勘のない人に来いという方が無理だろう。
 以上が伊那側、そして最も来訪者が多い富士見側、入笠一帯の宿泊施設を利用する場合は、道路の通行規制が除外されることになっているが、とても周知されてはいないだろう。
 ここの美しい自然環境は、決して負けてない。だからCMや映画の撮影が行われる。牛が下りてからは出来るだけ牧場の案内もしているが、あれだけの広大な景観を一望できるのだから訪れた人たちは驚き、大いに感動している。
 そこでだ、第1牧区内の1千807メートルの4等三角点が設置されている丘を木製の牧柵で囲い、ここへは第1牧区の外から吊り橋を架け、そこを渡るという案、風景は汚れないし、牛の障害にもならない。これが実現したら、若干の入場料を頂戴し、ワイン、ビール、飲み物ぐらいは置いてもいい、というこれは夢? 誰か伊那市の白鳥市長さまに伝えてもらえないだろうか。

秋風が旅に出ろと言ってませんか。小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。

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