入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      ’24年「秋」(9)

2024年08月16日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 昨日は終戦記念日だった。武道館におけるやんごとなき人々やたくさんの遺族、「各界代表」が集まり、「全国戦没者追悼式」が行われ、その様子を写すテレビニュースを見るともなく見た。
 靖国神社では昇殿参拝したこともあるし、あの大戦にゆかりのある九州や四国の土地を訪ねたこともあり、関係する本もたくさん読んだ。決して関心がないわけではない。それでも、「追悼」と銘打った式典への空疎な思いは今年も長く余韻となって残った。

 雨が降り出した。台風7号の影響だろう。予報によればこの雨はすぐに止むようだが、是非そうなってほしい。あと少しで、第2牧区から第1牧区へ行く作業道の補修作業が一応だが終わる。
 できれば重機を使って路面を削り、しっかり砕石を入れたいところだがそんな大層なことは望むべくもない。ツルハシで岩や石を掘り起こし、一輪車を使って乏しい砕石を運び、惜しみおしみまき散らす程度が精一杯だ。
 以前は、4トン車が伐採した材木を運ぶ際に使った道だと聞いているが、とにかくひどい道で、掘ってもほっても後からあとから大小の岩が出てきて、ついにはツルハシの丈夫な柄にヒビまで入る有様、呆れるしかない。

 これもまた、自己満足のための力仕事で、それで終わる。黙っていれば誰も気付かないままだろう。あの道を通る人は、ごく限られた人でしかない。
 いつか誰かが、この牧場の元管理人は余程の変人らしく、一体何のためにこんなにたくさんの岩や石を掘り起こしたのだろうなんて思う日が来るかも知れない。それでもいい。若干ではあっても、作業道は以前よりか通行しやすくなるはずで、特にきょうのような雨の日はマシになるだろう。

 先ほど、雨の中を帰っていったSさん夫妻に、問われるまま牛の話をした。ここを訪れた人は、放牧しているホルスやジャージーの搾乳についてよく訊かれるが、お二人も同じ疑問を持たれたようだ。
 畜産業の実態、牛の生態など、この業界への理解が一般消費者にはまだまだ足りていないと痛感する。農協、酪農組合、関連する企業などはもっとPR(「宣伝」の意ではない)の努力をするべきだと思う。

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 本日はこの辺で。


 



 
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