
一昨日(22日)、緑陰の濃い晴天の御所平峠
激しい雨音が続いている。きょう明日と、こんな天気が続くのだろうか。梅雨の時季とあれば致し方ないと思いつつも、所在ない時を早送りでもしたくなるような気分で過ごしている。
山の中にある牧場の管理小屋、こんな時は「農休み」と決め、風呂でも沸かし、あるいは何か美味い物でも作り、酒と一緒に溜まった疲労を少しでもなだめなければと思うも、さてさて、長い一日にだけはなりそうだ。
昨夜も知らないうちに寝入ってしまい、気が付いたら11時半だった。それからなかなか寝付けないと思って時計を見たら、3時40分になっていて驚いた。眠ったという意識は全くなかったのに、4時間近くが過ぎていたのだ。
外はまだ夜が続いていたのでそのまま惰眠に引きずりこまれ、目が覚めた時は6時半近かった。一体何時間眠ったのだろうか。
こんな天気では、前から話のあった取材はないだろうと思っていたら、これも意外、北原のお師匠の次女Yさんが運転する車で、長女のKさんも一緒に中部日本新聞の女性記者Iさんが来た。
思案の末、雨なのでまずは北原新道まで車で行き、そこから高座岩、そして尾根道を御所平峠へ戻るような道順にした。ただし、案内役の管理人は高座岩で一行とは別れ、北原新道を下り、捨てておいた車を拾って林道を戻り、途中にある御所平峠の登り口で3人を迎えるという段取りを決めた。
雨はそれほどひどくなかった。北原師の思いで話などしながら、快調に高座岩まで登った。ただ、Kさんは下降の経験はあっても登るのは初めてだとか、少々消耗気味に見えた。大きめの雨合羽も彼女の足を引っ張ったかも知れない。
そこで予定を変更し、案内人の代わりにKさんに新道を下ってもらうことにして、高座岩の取材を終えたI記者とYさんも一緒に、御所平峠へ向かうことにした。
土砂降りでなければ、雨に煙る山歩きも決して悪くはない。濡れた樹々の緑が晴れた日とはまた違った古道の趣を感じさせてくれていた。(6月23日記)
7月5,6の予定で来る小屋泊のSさんご夫婦は朝着だと知り、理由を聞いたら初日に法華道を往復するのだと言う。こういう人たちが少しづつだが増えてきている気がする。北原のお師匠もさぞかしあの世で喜んでいるだろう。
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本日はこの辺で。