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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「春」(36)

2022年04月20日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 山室川が造った谷の始まる荊口の集落は、今まさに桜の花で埋もれていた。中でも、古刹弘妙寺の花は今が満開の時季で、溢れんばかりだった。

 本日小屋を開く。管理棟、山小屋の窓を全開して新鮮壮快な空気と入れ換える。その後は、いつもなら水回り、そして小屋やキャンプ場の受け入れ準備をするのだが、今年は早くも撮影の下見が2件あり、その対応に大分時間を取られてしまった。今年も初日の弁当はウナギと決めて用意してきたが、まだ食べてない。
 水回りは除雪に手間をかけるも、予想外なことに水が出るまでに至っていない。原因不明、再調査する予定。牧場の見回りは済ませ、大型囲い罠の重いゲートは撮影関係者に協力して貰い開けた。
 と、ここまで呟いて思い当たることあり、それを実行したら有難いことに水が出てきた。明日、再度点検するが、恐らく浄水装置がゴミで目詰まりを起こしていて、そのせいで水が上がってこなかったのだろう。別のバブルを開き水をバイパスさせたら即解決した。

 鹿は貴婦人の丘で20頭くらいを目撃した。他の放牧地にはまだ姿を見せていない。下からは鹿の捕獲について催促されいるが、囲いの中の草の色が今の状態では、仕掛けたとしてもさてどうだろう。
 初日はいろいろあり、一人では手に負えないこともある。そうだ、肝心な作業用の軽トラはまだ貸与されていない。一昨日、ここに来た際に連絡しておいたのに、恐らく忘れたのだろう。これまでも、初日は大体自分の車で来ている。
 
 ここで、こんなふうに詮無いことを呟いていると、5か月の里の記憶が薄れて、ずっとここで暮らしていたような気がしてくる。とりあえず、きょうはここまでにして帰ろう。

キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。 

 
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