入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「春」 (63)

2020年05月23日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 静かな牧場の午後だ。光の加減か、妙に周囲の緑がぼやけて見える。まだ樹種により葉の色はそれぞれが違うはずなのに、きょうはそうではない。空の青さと小鳥たちの声だけはいつもと変わらず、白い雲が権兵衛山と小入笠の間に湧き出したのを漫然と眺めている。少し早いが、いつもの呟きをしたら帰ろう。
 
 朝、JA上伊那の組合長と東部支所の所長が立ち寄ってくれ、午後はテイ沢から帰ってきて休んでいたら今度は伊那市長他2名のお歴々が寄ってくれ、先程帰っていった。きょうは、開山祭は中止になったが、山の安全を祈って伊那市と富士見合同でのお祓いが行われ、そのついでだった。
 小屋の内部の雰囲気が変わったからとそれぞれ案内し、インスタントコーヒーで待遇した。組合長と所長とは牧場のことなど、市長らとは入笠の観光や、この辺りの歴史に関する話をした。帰り際市長は、以前のようにまたここの小屋に50人ばかりが集まって、祝宴を催したいと言っていた。 
 
 ところで、そういう先の話はさておき、そろそろ山小屋やキャンプ場の営業について考えなければならない。すでに予約や問い合わせがここばかりでなく、下の東部支所にも来ているらしい。基本的には、非常事態宣言が解除されている地域に住む人たちであれば、予約を前提に受け付けていくことになると思う。ただし、ある程度は予防のための配慮をお願いすることになる。
 たとえば、テントは家族(家族に準ずる場合も含む)以外は単独使用を原則とする。消毒液、ビニール手袋、ジッパーのあるごみ袋を持参。山小屋ではマスクを使用し、できれば寝袋、もしくは寝袋カバーを持参してもらう、等々。
 受け付ける側としては、小屋もキャンプ場も、予約のあった段階で人数の調整を行う。特に小屋は当面、一度に2組(人ではない)以上は受け付けない。また、消毒液、ビニール手袋などを念のため用意する。

 肝心の料金については、前年度実績のある人は据え置きとし、そうでない場合は、キャンプの単独者1500円、その他は各自1000円に加え(タープあるなしにかかわらず)テント1張り1000円。小屋の宿泊料金はガス、冷蔵庫、食器などの使用料を含め4000円、という案を検討中。
 詳細が決まり次第、改めてここでお知らせすることにします。

 本日はこの辺で。明日は沈黙します。



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