ここへ来るまでに、山桜の指標木を何本か決めてある。そのうちの1本、今朝、遠目ながら花が付いているのが分かった。咲き始めと言っていい。
現在、道路工事のため、弁天様の三叉路から左の普段通る林道は通行止めになっている。きょうは作業は休みのはずで誰にも迷惑にはならないだろうと、工事の進捗具合やそこに至る倒木の様子を見にいくことにした。そのついでに、牧場内で開花が一番早い北門の近くの指標木はどうかと期待した。そしたら、やはり咲いていた。どうも昨年よりか早い。
北門を過ぎてしばらく下っていくと、このような倒木が待ち構えていて、取り敢えず2本を処理した。そして、そこからは歩いた。ど日陰の手前までには手強そうな倒木がまだ5,6本もあり、例年なら雪だが、今年はなぜよりによって座頭沢の最奥に倒木などが集中し、通行の妨げ役になるとは、解せない。
とても一人で、片手間にできるような仕事ではないと引き返した。工事現場はビニールシートに覆われていてよく分からなかったが、終わるまでには結構まだかかるだろう。
最近までは、大型バスでも通行できるように牧場内の道路沿いに徒長した木々の枝打ちをずっと続けてきた。しかし、もうそういう気にはならない。伊那市でも某団体などが入笠で催しを計画することがあるが、彼らはマイクロバスでもこの林道を避け、もっぱら富士見のゴンドラを利用する。そして牧場まで来ない。その理由は「何か事故でもあれば困るから」だと、ふざけた話だ。
言っておくがこの道路は「併用林道」、道路管理者は伊那市長である。子供たちに草花の名前を教えるもよし、星座について語るも結構だ。しかし、自分たちの行政区を通る大切な道ではないか。この林道を通って、子供たちにその由来や、その苦労話、あるいは入笠にまつわる歴史話などを、なぜ語ってあげる気にならないのだろうか。また新たな郷土愛が生まれるきっかけとなるだろうに、事なかれ主義者ばかりか。
F枝さん久しぶり。この独り言を聞いてくれているようで有難いです。早朝の散歩では、牛飼いの星も目にされるでせうか。今、もの凄い雷雨で小屋に避難、ここの雷は実によく鳴ります。
ではこの辺で。