バラ星雲 Photo by かんと氏
きょうも上に来た。細かい雨が降っている。いや、霧と変わらぬような小糠雨で、権兵衛山はその中に姿を隠したままだ。昼の気温は4度とそれほど高いわけではないが、寒さを感じない。身体を使う枝打ちをしたからだろうが、炬燵には電気が入っていないし、ストーブも点けていない。もっと高い山はどうだろうか。この時季の雨や霙は雪よりも性質(たち)が悪いという記憶がある。
それはさておき、この調子ではいつになったら雪が降るのか気になる。12月に入れば例のCM撮影があるから、降らないならずっと降らなくても一向に構わないのだが、仕事の決着が付かないことだけが困る。年内に予定していることもある。明日は長野県の北部は雪のようだが、ここらは好天の予報だ。(11月22日)
探査機ボイジャー2機がそれぞれ広大な宇宙空間を今も、孤独な飛行を続けている。「キラキラと輝くエレガント」な探査機Voyagerの打ち上げは1977年、41年も前のことだった。発射時には明らかにされていなかったと思うが原子電池を搭載していて、各種有用なデーターを現在も送ってきている。
それまでの探査機には科学的な機器が積み込まれるだけだったが(パイオニア10号、11号には発射時刻とその場所を示す金属板を搭載)ボイジャーにはいつの日にか宇宙人との遭遇の可能性まで考え、われわれ地球人がらのメセージや、その送り主である人類やわれわれの惑星・地球を紹介する「ゴールデンレコード」が積み込まれていた。そのため人々の夢や好奇心をくすぐり、評判になった。
専門家ばかりでなく、宇宙探査に一般の関心を集めることに長けていたのが、この計画の主導者の一人であるカール・セーガンだった。いろいろな評価はあるものの、名著「コスモス」は世界中で読まれた。この本は、妻であるアン・ドルーヤンに献辞されていたが、その印象的な言葉は今でも覚えている。彼女が最初の妻ではなかったことは知っていたが、生涯に3度も結婚していたとはずっと後まで知らなかった。彼は21世紀を見ずに1966年、62歳でこの世を去った。ある朝、新聞の小さな記事で知ったのだが、その時のこともまだ忘れないでいる。
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