今朝は4時起きして来た。昨日が今回のCM撮影の準備で、きょうが本番。牧場内には外部の車輌を入れないことにしているから、機材の搬入は勢い走行距離15万キロの軽トラが担わされることになる。当初の打ち合わせではカメラ機材だけということだったが、結局そうも言っておれず、重量のある金属類、嵩張る物は皆引き受けざるをえなかった。今回は特に櫓を組むことになっていたから、その搬入に手がかかった。ドローンという新兵器があっても、こうした撮影方法に拘るのは、デジタルカメラを受け入れず、あくまでフイルム用のカメラを使おうとする人と似たような心理なのだろうか。
いつも感ずることだが、わずか30秒のCMのために、どれほどの人員、費用、そして時間が投入されることか。
その一方で本業の牛の面倒、キャンパーに対する対応も当然ある。特に、土、日のキャンプ場は、盆の休み以上の人数に膨らみ、土曜日はここに泊まった。ただし彼らやボーイスカウトなどの団体は、まして古くからの人たちであれば、こちらであまり手出しすることはない。できるだけ自由に過ごしてもらい、こちらはキャンプ場の整備、特に便所の掃除や、露天風呂のことをしていれば済む。その上で、初めてきた人たちには、できるだけ牧場案内もするようにしている。特に夕暮れ時、西山(中央アルプス)に沈む夕日を目にすると、その想像を超えた美しさに皆が声を上げる。
ここは、今のままが一番良いという人が結構いる。いろいろこれから先についての考えはあるが、そうした意見を支えにして、まだいけそうな気がする。
今年は牛の下牧が10月の早々になる。そうなれば、その後は余裕ができるから、どこかの山に出かけてみようかと思っている。種平小屋夫妻に声をかけたら、付き合ってくれるだろうか。
M田さん、メール拝読。気付くのが遅くてすみませんでした。北信にはあまり行く機会がないので、素晴らしい写真ありがとうございました。また峠めぐりのついでにお出掛けください。
「今はもう秋」です。小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。