昼の気温が27度と、きょうはここも日向は結構暑い。それだけに緑陰の快適さが分かる、有難い。標高が100メートル上るごとに気温は約0.6度下がると言われているから、ここより1千メートル程低い里の温度は少なくとも33度、恐らくはそれ以上高いだろう。
そういう典型的な夏日のようでありながら、しかし早くもここではどことなく秋色を感じてしまうから不思議だ。キャンプ場の草刈りは、農業実習で来た農協職員が刈ってくれたが、例年ならそれだけでは済まない。しかし今年はもう草の生育は止まったようで、恐らく刈り直しをする必要はないだろう。赤トンボまで目にするようになったと、きょう帰っていったキャンパーと話したばかりだ。自然は何かを察知して、季節を急ぐのだろうか。
上の写真はテイ沢の下から9番目の丸太橋を過ぎて、さらにしばらく登っていくと出くわす倒木。通行にはそれほど支障はないが、いつかは片付けなければならないだろう。その際は、登山道や沢の流れの上に倒れた樹幹よりも、夥しい枝の処理の方が余程大変なはずだ。手前に2本ばかり以前に処理した木があるが、この時も流れの中での枝の切断、その片付けに相当の体力を要した。それと、この頃では首にチェーソーをぶら下げて、ここまで行くだけでもひと仕事である。
軽トラの近くの折れた落葉松の幹と根っこは、先日の台風の仕業らしく、最近になって気が付いた。第1牧区の4等三角点の近くにあったものだ。この木は芯は殆ど枯れていたが、それでも緑の葉が枝にはかなり残っていて、老いさらばえた大木の語る末路が胸に沁みた。
月の半ば、15日以降は小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。