入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「夏」 (3)

2017年07月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

         Photo by Ume氏

 日の経つのが早い。七夕に一言も触れられずに、その機会を逸した。7月になったらタイトルの「初夏」を「夏」にするつもりでいて、それも忘れたまま、幾日もが過ぎた。それに、今年も、もうすでに半分が終わってしまった。

 囲い罠の中の牛を、第4牧区の広い放牧地に出してやろうとしながら、まだそれを躊躇っている。雄牛を含めてもたった9頭ばかりの牛をちゃんと管理できるか不安で、牧区替えを日延べしてきた。そろそろ草も心配になってきた。
 実は電気牧柵の電圧が、目標値の6千ボルトまで上がらない。機械も古く、距離も長いから仕方ないのだが、心配は鹿による断線で、そうなれば牛はどこへ行ってしまうか分からない。特に、小入笠の頭辺りは鹿の最も活発な領域のため心配だし、保守点検も大変となる。また、徐角してない牛が感電して、首を引っ込める際に角で電気柵を切るということも大いにありうる。ただ、鹿に比べたら、牛はかなり品行方正ではある。
 それでも万一雄牛が脱柵でもしたら、大騒ぎになる。騒ぎだけで済めばよいが、厄介なことがいろいろと考えられる。種牛牧区を電気柵だけで区画することは元々無理な話で、これは設置の安易さに負けたせいだと言える。

 管理棟の前のヤナギランが咲き始めた。ひと頃はみな鹿に食べられてしまっていたのが、鹿を誘引していた原因がなくなり、以来年々増えつつある。レンゲツツジも峠を超えて、今は白いマーガレットの天下になった。

 
 8月につきましては、キャンプの場合も、できるだけ予約をお願い致します。キャンプ場及び山小屋の営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。
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