入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       牧人の休日 (12)

2015年02月02日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  日がな一日この柿の木を眺め暮らす。柿の木の下の小屋は、かつてキクが占有していた・・・。

 昨日はあんなことがあったのに諏訪まで出向き、登山用品店とスポーツ店へ行ってみたが、山スキーを扱っている店はなかった。「安曇野の某店ならある」と親切に教えてくれた店員の言葉に従い、さらに高速道路を利用してはるばると行ってみた。
 確かにその店にはあった。店員の対応も申し分なかった。しかし肝心の山スキーは考えていたようなシロモノではなかった。こちらは山スキーの使用目的を、あくまで雪上を移動するための道具と考えていた。まあ確かに、牧場から林道を帰る際には、スキーとしての機能も少しは発揮してくれることを期待していたが、その程度で充分だと思っていた。
 ところがである、コンチ山スキーとは、ゲレンデを飛び出し、雪山を滑る専用のスキーのことを言うらしいのだ。スキーはカービングが抑えられて、幅も気持広め。そう言われないと、それと気付かないかも知れない。専用のスキー靴が必要で、金具も当然そうなる。靴はなるほど歩行にも、一応の配慮がなされている。ゲレンデ用のスキーにも充分利用できるという。金具はこれは専用で、踵は当然上がるし、固定もできる。因みに値段は、以上のスキ―、靴、金具で13,4万となる。一応、シールの使用は先方も承知していたが、値段は聞きそびれた。
 もしかすればこの呼称、この店で使われているだけかも分からないが、カタカナが好きな業界なのだから、そのうち「バックカントリースキー」とでも呼ぶようになるのかも知れない。流行の兆しもあるやに聞くが、こういうスキーヤーの事故を幾度か今シーズンは耳にした。
 このタイプ、特に靴には、かなり心が動いたが、昼飯を食べながら思案の果て、見合わせることにした。昨年安物のスキーを買い、今年は同じく安物の山靴を買った。さらにもう一度同じようなものを買うには、財布の事情もあるが、すでにそういう年齢を過ぎてしまったと、そう認識するに至ったからだ。その証拠に、今シーズン、まだ一度とてスキーをしてない。


 これの威力を否定などしてないが
 
 明日一日予定を早め、O夫妻と法華道から入笠へ行くことになったが、O氏に昨夜体験したことを電話で話すと、なんとO氏の奥さんの山スキーを貸してくれてもいい言う。有難い話だが、まだ決めかねている。とりあえず、どのようにも対応できるよう、コバのある古い二重靴も車に積むことにした。


 古い山靴と安物の新しい靴

 「少しでも世の中のためになってくれたら」と、本当にそう願うしか救われない。
 

 

 
コメント
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