スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

ノルウェー音楽のすすめ

2018-01-12 13:43:16 | お知らせ

※追記1.記事の下のほうで紹介しているErlend Viken Trioについて、追記しました。(2018.2)

※追記2.北欧音楽通のJさん情報。以前ブログで紹介した、デンマーク・ストリング・カルテット(デニッシュ弦楽四重奏団)、2018年6月8日、関東でコンサートするそうです!6月7日神奈川6月9日名古屋。異ジャンルの人が奏でる北欧トラッドはその国の人であってもうまく融合された演奏例があまりない中、このカルテットはどちらかに偏り過ぎることもなく絶妙なブレンディング(クラシック&フォーク)。小さな画面でYoutubeを見てもブラボー!と立ち上がって拍手してしまいます。

 

先日のハーディングフェーレソロライブ(私はニッケルハルパでゲスト)に沢山の方にお越しいただきありがとうございました!後で写真を何一つ撮ってなかったことに気づいてガッカリ…

ソロライブは、出たり入ったりで全部は聞けませんでしたが、ノルウェーのテレマルク、ヴォスといった伝統的な地域の曲をたっぷりと。中々聞けない貴重な内容だったと思います。ハーディングフェーレという楽器はとても繊細で、人の出入りによる温度/湿度変化で環境としてはかなりハードになりチューニングに苦労したと後で聞きました。

休憩では、ノルウェーの紅茶、スウェーデンの紅茶を用意して、皆さんが楽しそうにfika paus(コンサート合間のお茶休憩)をしているのを見て、つくづく、私はこういうのをセッティングしたかったんだー!!って思いました。スウェーデンでは、このfika pausのある伝統音楽のコンサートが多く、こうして音楽を楽しみ、会話を楽しみ、人とつながり(そして最後はダンスになるのですが)、音楽と交流とお茶(コーヒー)でお腹いっぱい楽しみます。主催ライブは実はまだ2回目。至らない点も多々ありましたが、またセッティングする機会があるといいなと思います。

ノルウェーの音楽、タイムリーに来日ライブがあります。樫原聡子さんのお知り合いでもあり、おススメの二人だそうです。歌、ハーディングフェーレの二人で、ライアーやフィドルも演奏するようです。私は平日夜は難しいのですが、都合つくよう考え中です!(ちなみに、1月のブルガリアンヴォイスも聞きに行くので見かけたら声かけてくださいね)

Duo MYHR/APNESETH ミール/アプネセット・デュオ 3月6日(火) 京都 Rag

Erlend Apneseth og Margit Myhr

 

話は変わって、スウェーデン人でチェロを弾く、レオ・スヴェンソン Leo Svensson、前から好きなんです。ずーっと前、私の好きなMats Berglundや、Anders Norrude、ソフィア・カールソンとやっていた頃からのファンでした。楽器の鳴らし方、切れのあるテクニック、ドローン・ミュージックdrone musicやモダルmodalな伝統音楽を理解した伴奏、メロディを弾いてもかっこよくキメるし、パーフェクトなチェリストです!

最近はノルウェー人のハーディングフェーレ・プレーヤーとトリオを組んだようです。Erlend Viken Trioといって、数年前から活動しているトリオですが、以前はJonas Bleckmanがチェロを担当していて、メンバーチェンジでレオになりました。2017年より前の動画を探すとレオではなくヨーナスが弾いています。(このヨーナスというチェリストはYoutubeで卒業コンサートの動画がよく出てきますが、当時のもの、少し前のもの、ごく最近の演奏、と聞き比べるとどんどん良くなっていて注目ミュージシャンです)

こちらのNykomlingenという曲では、ハーディングフェーレではなくフィドルです。レオのチェロのキレがさえわります。二つ目のほうの動画は、アッレ・メレル・バンドで来日もしたMagnus Stinnerbomが作った曲だそうです。曲は、まだCDが手元に届いていないのですが、ノルウェー風オリジナル曲が中心なのかな?届いたらまた書き直します

届いたので追記します。オリジナル曲、ノルウェー、スウェーデンの伝統曲が収録されています。演奏はYoutubeで紹介した通りすばらしいのですが、アルバムのコンセプト、このトリオの方向性が分かりませんでした。例えば、スウェーデンのあの伝統曲を演奏するなら(割と渋め)、オリジナル曲もその傾向で行って欲しいと思ってしまうのです。もしオリジナル曲がモダンであればトラッドも新鮮なアレンジとか。ですが、私の個人的な考えです。(ヴェーセンやラーナリムはトラッドを演奏してもオリジナル曲でも、統一感あるスタイルだと思います)そういうところを気にしなければ…、とっても良いCDでした!

Erlend Viken Trio - Nykomlingen

Erlend Viken Trio - Fossegangar


お知らせ

野間友貴さんとデュオ。たっぷりとスウェーデンの伝統音楽ですが、野間さんはハーディングフェーレ、ハーディングダモーレ、マンドーラと、ノルウェーの楽器も。

1月20日 和歌山、橋本市の音楽サロン・リュースモーネにて(南海高野線の林間田園都市駅まで送迎有・予約時に要連絡)※スウェーデンの伝統音楽を初めて聴く方にも分かりやすく。そして、リュースモーネはすごく楽器が良く鳴ると聞いています。共鳴弦が気持ちよく響きそうです。

1月21日 難波の絵本カフェ・ホロホロにて ※定期ライブで4回目になりました。最も美しいと思うBrudmarsch(ウェディディング・マーチ)をそれぞれソロで弾きます。何を弾くかは…お互いナイショ。

2月4日(日) Spel och dans 曲を習ってその曲で踊るワークショップ

3月9日(金) 満席御礼(ご予約締め切りました) ニッケルハルパ・ソロライブ 第五回古民家コンサート(生駒市桜ケ丘6-2 生駒駅より徒歩10分)1500円 ケーキ付 13:30~「桜が丘つどい場”笑”」にて 定員20名

※お問合せ・ご質問はこちらまで。nyckelharpaーあっとーfolkishproject.com ーあっとーは@マークに変えてください。2-3日で返事がない場合は迷惑メールになっているかも…。

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