宮代NOW(GOOな情報)

埼玉県宮代町及び周辺のGOOな情報。

鳥の密談

2007年06月04日 22時12分03秒 | 宮代町の鳥
田の中で、鳥たちがのんびりと休んでいました。



「おい、サギ君、最近調子はどうだね」とカルガモが尋ねました。



「へえ、ぼちぼちでんな」とサギ。
「それは良かった。でも、あいつはなんだい」と、カルガモ。



「サギを働いてばれそうになったら・・・」



「悪いことをした手を隠しましょう。隠せば、ばれる率が低くなります」



「次いで、首を丸めて、頭を低くしましょう。これでかなり風当たりが弱くなるでしょう。こうして、じっと待つのです。人のうわさも75日。特に、最近の日本人は忘れやすいですから、じっと我慢しましよう」



「なんだい、あいつ。選挙演説かい」とカルガモ。
「いや、社保庁に、サギがばれそうになったときの逃げ道の講義を頼まれたらしい」とサギ。
「ええ!!!!????、馬鹿だね。社保庁に講義。逆だろう、あんたらサギも、社保庁から、サギの仕方を教えてもらったほうがいいぞ。あっちの方がテクニックは数段、面の厚さは数十倍上だぞ・・」



「シィーっ。声が高い。誰が聞いているかわからないぞ」
「わかったよ。声を小さくするから、耳をこっちにもってこい」
「はいはい、これでいいか」

長閑な初夏の田の一場面でした。

カワラヒワ

2007年06月02日 20時32分10秒 | 宮代町の鳥
木の中の夏の鳥撮りは失敗ぱかり。
まず、発見が出来ない。発見しても、葉陰に隠れて撮れない。
撮ろうとしても、ピントを合わせているうちに、葉陰に隠れてしまう。

今日は、近くに来てくれたので、カメラを向けたが、やはり、木に邪魔された。



カワラヒワが、若葉をついばんでいた。
鳴き声を立てながら。私はここにいるから撮ってくれといわんばかり。

カメラを向けても、わかっていないのか食事に集中しているのか、逃げない。



これ幸いとシャッターを押す。



美味しそうについばむ。



こちらの存在を確認したらしい。
でも、逃げない。
よほど美味しいのだろう。

子育て

2007年05月31日 21時47分09秒 | 宮代町の鳥
我が家にツバメが巣づくりをして、現在、抱卵中。
そろそろ、子ツバメが誕生しても良い頃なのだが・・・。

そんな思いで、散歩をしていると、鳥たちの子育ての様子が、目に付く。
我が家のツバメの様子と、ツバメの巣作りの様子は、別なブログ「弓手に杉戸 馬手に宮代」に記載しているので、そちらを見ていただきたい。
今日は、ツバメではなく、セキレイの子育て。

ハクセキレイやセグロセキレイは、人間を見てもあまり逃げないし、場合によってはよってくることがある。それだけに、馴染み深く、その数は相当に多いのではないかと思うが、どのような場所で子育てを行っているのか、未だ、その場面に遭遇したことがない。

まあ、私のようなドジに悟られるようでは、カラスなどに巣を襲撃されてしまうだろうから、かなり、わかりづらいところに巣作りを行っているものと思う。

しかし、巣はわからなくても、巣立ったばかりヒナに出会うことはある。



巣立ったばかりと思われるセグロセキレイの親子が、田に現れた。
親は、田の付近で、餌をさがし、子に与える。



しかし、もう独り立ちできそうなヒナは、親鳥の後を追って、飛び立つ。親の近くの方が餌をもらえる確率が高いと考えるのだろう。



その兄弟の姿を見て、どうすべきか、悩む子もいる。






中には、巣の中と同じように口をあけて待っている子もいる。

子どもの成長もさまざまである。

そんな場面を見ながら、シャッターを押していたら・・・、



目の前に、沢山の餌を銜えた、ハクセキレイが現れた。
こちらの姿は



しっかり確認しているはずだか、餌獲りに一所懸命なのか、まったく私のことを無視している。

そして、飛び立つ。近くの巣にいる子どもに餌をはこんでいるようだ・・・。
ちょっと目で追ってみたが、すぐに、見失った。

でも、しばらくすると戻ってきて・・・。

また、餌獲り。





子たちの旺盛な食欲を満たすためには・・・。
大変な作業である。

根競べ

2007年05月20日 21時12分28秒 | 宮代町の鳥
最近鳥が撮れない。
葉陰に隠れている鳥を撮るのは相当に難しい。
だから、今日は望遠レンズを持たずに散歩に出た。
そういう日に限って、鳥はいい表情を見せてくれる。

某ブログにコウホネの写真が載っていたし、小生のHPの「一番花見~つけた」にもそうした情報が届いている。
だから、宮代のコウホネは咲いただろうかと、見に出かける。
咲いていたとしても、望遠を持っていかないと、花の写真は撮れない。
「まあ、まだ無理だろう」と言う気持ちが半分あったので、下見の気持ちが大部分であった。

案の定、コウホネは花の姿が見えない。
しかし、コウホネの葉陰に、動くものが。

私は、立ち止まって観察することに・・・。
その動くものは、そのままでは、逃げることが出来なくなる恐れがあると思ったか、逃げやすいように、葉陰から、出てきた。
私もゆっくりカメラを構える。花の写真を撮るためのレンズだったので、小さくしか写らないことはわかっていたが・・・・。



妙に雰囲気を感じさせるカルガモなのだ。
私の2絞りほど露出補正して、その雰囲気に合わせる。
そして、シャッターを押す。

ここで、動けば、更に狙われると思ったのか、カルガモは動かない。
または、近くに巣があって、それを悟られたくないと思っているのかもしれない。

私も、近くに巣があるのなら・・・・、と思って、立ちすくむ。

双方、にらみ合ったまま。



カルガモも動かない。
しかし、川の流れがあるので、足は、しきりに水をかいている。

約10分。

東武動物公園の客が無料駐車するため、この川岸まで入り込んでくる。しかし、その人には目もくれず、カルガモは、私に神経を集中する。

私も、こうなったら意地である。
動いたほうが負けという気分になる。

散歩の人が怪訝な表情をして、通り過ぎる。私がその人に視線を動かしたとたん、カルガモがわずかに動く。

絶妙のタイミングである。



私との距離が一定以上になったのか、上流に向かって動き出す。
追いかける気力は無かった。

何故か、ホッとした気分になった。

ツバメ

2007年05月17日 21時45分38秒 | 宮代町の鳥
ツバメ日記は私の別なブログで紹介しているので、そちらを見て欲しい。

よって、このブログは、ツバメとのタイトルだが、実際は、ツバメの巣について・・・。

我が家の玄関に巣を作ったツバメ、昨年は、ぞんざいなつくりの巣立ったためにヒナが落下、上手く育たなかった。このため、昨年、この巣を撤去、今年、新しい巣を作ってくれることを期待して見守っていた。

最初は、巣が消えて、戸惑ったのか、なかなか我が家に寄り付いてくれなかった。
しかし、10日ほど前から、撤去した巣をなぞるように新しい巣を作る番が現れ、現在、完成した。



昨年の巣とは雲泥の差、本当に職人が丹精込めて作った、芸術品というような巣である。これならば、すばらしい子育てが出来るだろうと、期待を持って、営巣を見守っている。

いや、今日は、我が家の巣の話ではない。

我が家にツバメの巣があると、他の巣のことも気になり、ツバメが飛んでいると、どこに巣があるだろうと探すようになる。

某日、田を歩いていたら、ツバメが飛び交っている。
そのうちの番が、しきりに、小さな橋の下に入っていく。
その様子から、古い巣があって、それを自分たちの巣として使うか検討しているようである。

ただ、背の低い橋なので、そのなかにある巣は外からは全くわからない。

川岸に下りて、巣を探してみた。
かなり暗い。

なんとか、巣らしきものが見える。
望遠レンズで狙ってみた。



ええええええ!!!!!!
この巣どうなっているの??????

橋の縁に作られた巣はよく見かける。これでは、カラスに狙われるだろうなあと思いながら、見ていると、大体1年で使われなくなる。

しかし、この巣は、カラスや他の外敵に狙われることはまず、ありそうに無い。
それより、なにより、この巣はどうやって作ったのだろう。

もう少し、アップにしてみた。



ツバメの巣作りで、ツバメが一番入念にすることは、落下を防ぐために壁と巣の接触面積をいかに沢山確保するかということ。
我が家のツバメの巣を見ても、壁と接触する部分は、これでもかというくらい、広く泥が塗られ、落下しないよう、気を配っている。

なのに、この巣は、橋から飛び出した、鉄筋一本をベースに巣を作っているのである。強度を持たせるために、泥より、繊維質を沢山使い、全体も軽くするよう工夫が凝らされている。

まさに、最先端の知識と技術を持って作られた巣という感じだ。

ツバメの世界にも、職人芸の建築家がいたのである。

恐れ入りました。脱帽である。

自然の世界

2007年05月12日 20時09分06秒 | 宮代町の鳥
弱肉強食は世の習いといいますが・・・。
それぞれの生を維持するため、別な生を絶つ。
わたしの生も色々な植物、動物の生の引き換えとしてある。

だから、冷静に見なければいけないとは思うが・・・・。
今日は2つの出来事に遭遇した。

いずれも、カラスの生を維持する行動である。

一つ目は、カラスが、小鳥(多分、よく確認できなかった)を銜え、自分の巣に戻っていく姿。二羽の共同作業なのだろうか、一羽が銜え、一羽がガードしている。子どもに与えるために持ち帰っているのだろう。出なければ、こんな美味しい餌、取り合いにならないほうがおかしい。
これは、目撃が一瞬だったので、間違っているかもしれない。

しかし、その次に遭遇した事件は・・・・。







最初は、偶然同じ方向を飛んでいると思った。
しかし、途中から、アオサギがけたたましく鳴き出してのである。
ただ、仲間は助けに来ない。必死で逃げるのみ。

だが、その距離はだんだん詰まる。



アオサギも必死で逃げる。





すんでのところで、アオサギがターン。
カラスもあきらめて追うのをやめた。

ヒバリ

2007年05月08日 22時19分51秒 | 宮代町の鳥
声はすれど姿は見えず。
ヒバリが上空で囀っていますが、地上に降り立ったとたん、見失うことの連続です。
今日は、じっくり降り立つところを見届けて・・・。

でも、その羽の色は全く土の色と同化して、見分けが付かない。
やっと動く姿を確認して、カメラを向ける。



「なんだ、どうしたんだ」と言う顔をしながらも、注目されていることにまんざらでもない様子。



ちゃんとポーズをとってくれました。

この鳥に、別れを告げて、しばらく行くと・・・。
土がもこもこ・・・。



砂浴びの真っ最中。
もこもこしていなければ、土と見間違っていたかも・・・。

その近くに・・・。



いや、目を放した隙に、土遊びをしていたのがこっちに移動してきたのかも・・・。良く分からない。

でも、こっちには・・・・。



忙しそうに立ち働いている、一羽がいました。

ヒバリとはじっくり付き合わないと・・・。なかなか発見できない。

オオヨシキリ

2007年05月08日 06時01分22秒 | 宮代町の鳥
連休明け一日目の昨日、帰宅して、このブログを書いたと思った。

しかし、今朝、このブログを見て愕然とした、消えているのである。
最後の「公開」のポッチを押すのを忘れたらしい。
早くも大ポカである。

で、今日は、その焼き直しであるが、すでに、他のブログ(宮代町散歩日記)を書いた後である。時間が少ない。よって、・・・・。



オオヨシキリが、宮代の野でもさえずり始めた。
田植えの終わった田圃に、その声が響く。

休耕田に生えた葦に掴まって、しきりにないている。
それだけに見つけやすい。
また、鳥のほうも、田植えで田に人が大勢出ていたので、人なれしたか、いちいち反応していたのでは居場所がなのなると思ったのか、すぐには逃げない。



こんなポーズはどうだいと、すまし顔で、カメラにも慣れっこの風情。

ただ、こんなことをしていたのでは・・・・。恋人は見つからない。



またね一際大きな声で鳴き始めた。

コチドリ

2007年05月06日 20時11分27秒 | 宮代町の鳥
今日は一日雨。
連休を締めくくるには、ちょうど良いお休み日和。
日がな一日、ごろごろと・・・。

でも、ブログネタには事欠かない。
在庫が豊富にあるからだ・・・。

まず、



私は誰でしょう、なんて気を持たせるような登場。
空を見上げていたら、田植えの終わった田に降り立った鳥一羽。
カメラを向けたが、なかなかこっちを向いてくれない。

辺りを警戒してから、やおら、まだ田植えの行われていない田へ。



もしかして、コチドリ。

イカルチドリとコチドリの違いが今一つだが、これだけ、はっきりした目を見ると・・・。



おまけに悠々とこちらのほうに歩いてくる。
チャンスと思ったが、この後目の前の草に邪魔されて・・・。
ということは、向こうからも、私が草の陰になって確認しづらかったということか・・・。

じっくり堪能させてもらったので、その場を後にした。