のこぎり屋根を残したいという。
のこぎり屋根に移ったともいっている。
三角型ののこぎり屋根が妙に印象に残った。
で・・・
現地の桐生まで来てみた。
なるほど、三角の屋根が絵と同じ。
のこぎり屋根の絵が書かれたドラ焼き。
この「からっ風かりん」が一押しだという。
見た目は少し太りぎみのカリントウ。
割ってみると、中にはアンコが詰まっている。
カリントウと饅頭を足して2で割った味。
折角なので、他ののこぎり屋根にも行ってみる。
囲炉裏の周りに客席が作られている。
メニューはない。
今日は、この料理が出されるという。
待つ事15分、豆腐の創作料理が運ばれてきた。
このあとで豆乳鍋、食べ終わると杏仁豆腐が出てきた。
まさしく豆腐のフルコースであった。
レンガ造りのこの建物は、外見はのこぎり屋根には見えない。
しかし、中に入ってみればのこぎり屋根と分かる。
このパン屋さんでは、のこぎり屋根の形をした蒸しパンをいただいた。
最初から最後まで食べてばかりのようであったが、「のこぎり屋根」を見に来たらそこが飲食店だっただけのこと。
そして、かつての絹織物工場である「のこぎり屋根」を、先人からの遺産として大切に残すための知恵と努力という罠にほんの少しだけ引っかかってみただけのこと。
(写真と文 by pokkunさん)