かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

放射線量測定で繰り返し申し入れ

2011年06月04日 | 防災・安全
福島第一原発がメルトダウン(炉心溶融)し、マスコミでは「実はこんなに高い。あなたの町の本当の放射線量」「足立区は管理区域寸前」こんな見出しが躍る週刊誌の記事が出される中、不安の声が寄せられています。
「子どもが小学校に通っているが、プールの放射能が心配で区役所の問い合わせしたら「たぶん大丈夫です」と言う答えで安心できません。・・・安心できなければ、プール授業は中止してくれればいいと考えています」ーこんな不安の声も寄せられています。
私(ぬかが和子)は、さっそく24日に、区の担当課長に聞き取り調査を行い、関係機関に「きめ細やかな測定とデータの周知徹底が基本」と申し入れを行いました。

足立の放射線量は?
これが足立の測定器です。 
足立では、震災直後からの放射線量を測定・公表をしていました。(数値はこちら)しかし、一基しかない線量計が3月28日に故障して以来、測定が止まっていました。ただちに日本共産党区議団は申し入れを行い、5月11日にやっと測定が再開されました。再開後の数値はこちらです。
 もっとも数値が高かったのは、3月15日の1・24マイクロシーベルト(1時間)で、昨年までの平均値は0・05マイクロシーベルトでした。(詳細はこちら


文部科学省の基準に問題が
文部科学省は、年間の被ばく線量を1ミリシーベルトとしていましたが、その後突如「年間20ミリシーベルトを子どもの放射線量規制値」としました。足立の測定値で毎日8時間屋外で過ごすと年間584マイクロシーベルト=0・58ミリシーベルトの放射線量を受けることになります。ただし、「子どもは放射線に対する感受性が高いうえ、残りの人生も長く、発がんリスクが高い。子どもの被ばく線量を可能な限り低くすることが求められる」と国会での参考人質疑でも専門家が答弁しており、文科省の基準自体に信憑性が問われるものでした。その後、また年間1ミリシーベルトに戻しました。この基準自体に大きな問題があります。

都の数値より高い?
足立区は、区役所のとなりにある公園の地上1mの所で測定しています。ちなみに東京都の測定数値は平均0・06マイクロシーベルト前後と公表されていますが、実はこの数値が実態に合わないとも言われています。放射線量は地表に近いほど高くなるのに、都は新宿区百人町で地上18mの屋上で測定した数値を公表し続けているのです。実際には都心は、もっと高い放射線量だといわれています。

日本共産党は独自に測定、結果を公表
日本共産党(都議団)が独自に測定・結果の公表を行いました。そこでもやはり高い数値が出ています。(内容はこちら

学校や幼稚園・保育園でも測定と好評を
 さっそく私(ぬかが和子)は、区の担当課長や、教育委員会に申し入れを行いました。特に子どもと保護者の不安・心配にこたえるためにも、早急に幼稚園や保育園、学校のグランドなどでの測定と正確な公表など対策を求めました。

区も測定場所をふやすことに
その後、6月2日には「区としても5か所に測定場所を増やす」ことを発表しました。23区で震災前からその後も測定し、結果を発表しているのは足立区だけですが、まだまだお母さんたちの不安にこたえられる状況ではなく、さらにきめ細やかな測定と公表を求めて、申し入れを行う予定です。


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