大阪維新の会橋下が起こした旋風が威力を増して竜巻になるのではないかと中央政界も戦々恐々のようだ。野田首相と谷垣自民総裁が党首討論の前の25日にホテルで密会したと報道されたがお二人様必死に否定している、ダブル不倫を指摘されたような騒ぎだ。これも橋下旋風を両党首が警戒して対抗策をどう講じるか真剣に相談したのだろう、お互い党内基盤が弱く、反対派を抱えており一枚岩とは行かぬ。特に民主党内は獅子身中の虫、汚沢が子分石コロの数に物を言わせて一体改革、特に消費増税に真っ向から反対しており、否決して一挙に倒閣も視野に入れ虎視眈々の様相だ。一方の谷垣はお坊ちゃま風で存在感が乏しく、解散総選挙を迫る野党第一党の党首と感じさせない、持って生まれた毛並みの良さか。自民党内でも総裁交代論が沸々と滾りつつある。橋下の爪の垢でも煎じて飲ませればと思わせる程、何せ迫力不足は否めない。消費増税10%は民主、自民両党共通の公約並みだ。野田にして見れば党内の反対派汚沢に足を掬われ『不退転の決意』は否決された上、倒閣の憂き目に会ったら正に泣き面に蜂、一方谷垣も引き摺り降ろされたら身も蓋もない、安倍元首相が述べた消費増税法案絡みで『話し合い解散』をすれば汚沢封じにもなるし、橋下旋風の影響も最少に防げる。野田、谷垣共にハトポッポやカンカラと異なり、はったりはないし、常識的なのが地味に見えるから世論調査の支持率に響いているのだろう。タレントじゃないのだからミーファーのご機嫌取りは不要だ。野田は『不退転の決意』で政策実現に邁進すべきだ。出来もしないバラ撒きは国民にすっかり見抜かれている,一歩一歩政策を確実に実現させれば、その功績は歴史が証明してくれる。最近明治維新絡みが多く特に龍馬気取りが目立つ。念願の総理になれたカンカラは嬉しさの余り高杉晋作を気取り奇兵隊内閣だ、などと子供染みた戯れ言を言っていた。自民も賞味期限切れしており、民主は右から左、ピンからキリ迄の『ごった煮』だ。この辺でガラガラポンして政界再編してマトモな政権政党の誕生が望まれる。