キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

『三十六計逃げるに如かず』 

2019-12-31 15:26:53 | Weblog

 

 今日は12月31日大晦日だ。日本中の寺院が 除夜の鐘をゴーンと108つく前に保釈金15億円で保釈中の日産前会長のカルロス・ゴーン被告がとプライベート機でトルコを経由してレバノンのベイルートにトンズラしちゃった。ゴーンはレバノンに国籍があり、関係者が運営する会社もあるとされ、早速ゴーンは声明を出し「有罪を前提にし、差別が横行し、基本的人権を否定した不正な日本の司法制度の人質ではなくなる」「私は不公平と政治的迫害から逃れ、ようやくメディアと自由にコミュニケーションができるようになった。来週からそれを始めることを楽しみにしている」とあるから今後は日本法曹界批判を言いたい放題。裁判所の関係者は「出国したかどうかも含め、事実関係を確認している」とし、ある検察幹部も「詳しい状況を確認中だ」と驚いた様子とある。出入国在留管理庁は、現時点でゴーン被告の名前での出国記録は無いという、当局は別の名前で出国した可能性もあるとみて確認を進めているとある。今年はあちこちの裁判所や警察から被告や保釈中の被告が逃亡したと大騒ぎ、お陰で近隣の住民が怯えたとのニュースが多かった。ゴーンも御多分に洩れず、慣れ親しんだレバノンで家族水入らずに新年を迎えよう有り余る金を使って共謀者を操って逃亡した訳だ。多国籍でブラジル大統領になろうと野望を抱いて世界を叉に掛けた男が頭を使った結果だ。ゴーン被告の弁護団で弘中惇一郎弁護士は、報道陣の取材に「今聞いた、寝耳に水だ。話すことは何もない」と答えた。小沢一郎の顧問弁護士を務め、小沢の無罪を勝ち取り、「無罪請負人」などと言われている。 日本とレバノンの間には犯罪人引き渡し条約が結ばれておらず、日本の身柄引き渡し要求にレバノンが応じない場合は、身柄の引き渡しの実現は難しくなると言うから正に『三十六計逃げるに如かず』 無罪請負人の面目躍如だ。依頼者倍増だろう。パスポートは弁護人が預かることになっていたそうだから偽造パスポートで出国したのだろうか。それにしてもあの特徴あるゴーンの顔を出入国在留管理官が見落とすかね。ゴ~ンとやられた日本法曹界のお粗末さが露見した。来年はネズミ年、チューチューと大騒ぎだろうね。

キツツキ、長らくご無沙汰致しました。来年もよろしくお願い致します。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。写真は鎌倉海蔵寺の鐘楼、下は明月院で