安倍首相が衆院を解散した。衆院は『常在戦場』と唱えているのに解散を聞いて周章狼狽している野党議員が多い。みんなの党は渡辺代表の8億円がバレタのが祟った。アジェンダ渡辺と江田が路線で対立したが、江田は”あばよ”と後脚で砂を掛けて、さっさと維新の党に鞍替えしてしまった。その後、代表に付いた浅尾が民主よりの路線に舵を切ろうしたが党の存続を希望する渡辺と対立して両院議員総会を開き、多数決で解党を決めた。みんなが空中分解してばらばらになって、他の野党に泳ぎ着いで助けを求める。その後サッパリ人気が上がらない民主党だが”小沢の生活”よりマシだろうと”生き残り”を掛けた幹事長鈴木克昌と国対委員長小宮山泰子が、みんなの党から山内康一と中島克仁の2名もわらじを脱いだ。自前の候補者が立てられなく思案投げ首の海江田民主党にとっては”渡りに舟”だった。もっとも、この4名が選挙に強ければ心強いが、残念ながら比例当選組の連中だ。弱いのは自明の理。衆院本会議では議長が解散詔書を読み上げの途中、御名御璽を読む前に解散の万歳三唱をやらかした連中がいた。海江田に言わせると自民党若手議員が逸ってやったそうだ。全てを朗読して議長が「万歳はここでやって下さい」と苦言を呈したので2回目の万歳三唱と相成った。散会して議場を後にする1回生議員、出口で議場をつらつら眺めていた。選挙戦に勝ち抜いて戻れる自信がないのだろう。これが議場の見納めだと感慨に浸る時間はない。各党の前、元、新人が12月2日公示で選挙戦に入る。そして14日の投開票でいわゆる”選良?”が決まる。さて当選して戻れる新人議員と伝書鳩の帰巣率とどちらが高いのだろう。鳩の帰巣率は低下しているそうな。写真は餌を求める鯉(票を求める候補者)下は秋の蓮池(屍累々の選挙後の図)