キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

”獅子身中の虫”

2018-09-30 16:56:33 | Weblog

 マスゴミが露骨に石破を応援したにも関わらず総裁戦は大敗だったが石破は『200票取れば善戦』と読んでいたのが254票も獲得地方票45%の支持を得たのだから堪らない。記者会見で「純粋に党のため日本のためを思ってくれる人が半数近くいる。現れた結果を冷静に謙虚に見る姿勢は常に問われることだ」。この論に従うと安倍を支持した党員55%は『党のため日本のためを思っていない人が半数以上いる』ことになる。石破は『ポスト安倍』を期待された証拠だと頗る鼻息が荒い。石破の狙いは来年夏の参院選だ。2013年の参院選は自民党が圧勝した。この反動で自民党が苦戦して敗北でもすれば安倍総裁責任論が浮上『安倍下ろし』に淡い期待だ、参院選での自民党敗北を祈願して自民党総裁のタナボタを夢見る魂胆。具体的な政策は乏しく、汚沢一郎の二番煎じの地方重視の経済政策は中途半端で説得力もない。
 石破の来し方を慮れば同士議員の支持が得られないのは当然だ。自業自得。今回石破を支持した議員はたったの73人、それも元派閥の親分青木幹雄の鶴の一声で竹下派参院議員が義理の投票も含んでのことだ。党内7派閥中5派閥の329人が安倍を支持した。5派閥の議員が石破支持に君子豹変はしないだろう。今回譲歩して安倍支持に回った岸田文雄政調会長が次期総裁候補に浮上して来る。石破は記者団に要職からの『石破派外しを巡り、「同じ党の同志だ。『誰を支持した』を判断基準にするのは、明らかに間違っている。国家国民に誠実な姿勢ではない」と批判したそうだが噴飯物だ。
 安倍政権の地方担当相に任命され石破は4条件で縛り『獣医学部の新規設置』が絶対出来ないような岸盤規制をした。その前に日本獣医師政治連盟からチャッカリ100万円の寄付をせしめていた。石破の存在、行動は今後の自民党及び安倍政権の ”獅子身中の虫”だ。早期駆除が望ましい。


7対3では惨敗、マスゴミは善戦、健闘

2018-09-21 14:30:09 | Weblog

 2017年10月の衆院議員選挙の各紙の見出しを並べると朝日新聞「自公大勝 3分の2」 読売新聞「自民圧勝 与党310超」 毎日新聞「自民280超す」 東京新聞 「自公3分の2維持」と自公与党の選挙結果の表現は「大勝、圧勝、超す、維持」だが実際はどうだった。自民党は選挙前勢力284議席で今回も284議席と同じ、公明党は34議席が29議席に減らした。勝ったのは立民党が15議席を55議席に増やしたのみ、希望7議席減、公明5議席減、共産9議席減、維新3議席減と各党議席を減らした。マスコミのいい加減さが目立つ。
 それでは今回の自民党総裁選の見出しは「石破氏善戦、地方で健闘」テレビでも同様な表現で石破を称えているが果たしてそうだろうか。2012年の総裁選と比較すると石破氏大敗、惨敗と表現すべきで、逆に安倍氏健闘、圧勝、大勝だろう。安倍553票、石破254票だ、68.5%と31.5%ではダブルスコア以上だ。安倍圧勝と石破惨敗だろう。マスゴミが紙と電波であれだけ露骨に石破候補を露出させ、応援した結果がこの数字では惨敗と表現すべきだろう。2012年議員票はほぼ同数だが地方票は安倍34%、石破66%とダブルスコアに近い。

 

2012年

2018年

 

議員票(197)

地方票(300)

議員票(402)

地方票(405)

安倍晋三

108(55%)

87(29%)

329(82%)

224(55%)

石破茂

89(45%)

165(55%)

73(18%)

181(45%)

今回の総裁選で斉藤農水相が「石破支持なら辞任しろ」と安倍陣営に言われたとほざいていたが安倍内閣の一員で主要閣僚の自覚がない証左だ。また小泉信次郎も石破に投票したと表明していたが小泉は安倍自民党総裁の下で副幹事長の要職にある。石破支持であるなら安倍総裁、首相を否定した事になる。両者ともに辞任してから堂々と石破に一票入れるのが筋だろう。
 記者会見で記者「首相の政治姿勢に批判的な石破氏が全体で3割を超える票を得た、今後の政権運営をどう進めるか」安倍「私の訴えに力強い支持を頂いた。選挙に勝利を収めた以上、選挙で約束をしたことを実行に移していく責任がある・・」記者「内閣改造、党役員人事は何時行うか」安倍「人事は常に適材適所で考える。未来を見据えた国造りの大事業を進めていく上に、しっかりとした土台の上に、できるだけ幅広い人材を登用していきたい」記者「今後の人事で石破氏や石破派の議員も公平に処遇するか」安倍「適材適所だ」
 今回の総裁選のマスゴミの報道で感じるのは今夏の高校野球決勝戦の報道に似ている。大阪桐蔭が史上初となる2度目の春夏連覇。この10年で7回の日本一。決勝戦では大阪桐蔭が12対3で金足農業に圧勝した。その後マスコミは金足農業と吉田投手を取り上げても大阪桐蔭を無視していた。金足農業は公立で選手は地元出身。一方の大阪桐蔭は私立、全国から名のある選手を集めている。判官びいきの典型だろう。


  


一見政策通、実は口舌の徒

2018-09-19 10:54:09 | Weblog

 「辞表を書け」と言われたと石破派の斉藤健農水相が記者会見でバラした。現総裁安倍晋三と石破茂の一騎打ちの自民党総裁選真っ直中、安倍支持派の古参が斉藤農水相を牽制したようだ。農水相がこんな片言隻句を記者会見で述べるのは最早石破の劣勢を証明したようなものだ。15 年前の2003 年小泉純一郎総裁の再選戦でも、橋本派の藤井孝男を支持する野中広務が橋本派の会長代理である村岡兼造が森派の小泉を支持した。これに怒った野中広務が「村岡は毒まんじゅうを食らったのではないか」と発言したことがある。この選挙結果は小泉が399 票と圧勝、亀井静香139 票、藤井は65 票で惨敗した。衆院当選5 回、参院当選3回でやっと閣僚にありつけるのに、たった当選3 回の斉藤(59 歳)が主要閣僚になれたのだから当然安倍支持派から皮肉られても不思議ではない。これを石破は「世の中、圧力だ、パワハラだ、セクハラだ、一杯あると言われているが、政権与党の自民党で『そんな事はよくある』では済まされない」と福山市の演説会で吠えた。最近騒がしいスポーツ界のパワハラ、セクハラに便乗したに過ぎない。総裁選も19日で党員票の締め切りで選挙戦が終わり20日の投開票で新総裁が決まる。憎き安倍より石破だと朝日、毎日新聞などと閑なテレビが応援しているが劣勢は免れないようだ。石破は各地を回って、あの顔で愛嬌を振り撒いているが如何せん具体的な政策の持ち合わせがない。巷間政策通などと言われる石破だが、中身が空っぽの口舌の徒だ。安倍は不正直、不公平だと当て擦りに終始しているだけ、アベノミックス批判、憲法改正を不可能にするような立民・枝野の意見と変わらぬ発言、唯一の提案が防災省の設立だが、これは”屋上屋を架す”思い付きの提案だ、どうせ勝てないからと言いっ放しで済む、財政負担など関知しない。社会保障国民会議を創って検討するというのでは、各分野の専門家のお知慧拝借の典型、人の褌で相撲を取る類だ、他人様のご意見、お知慧を恰も己の知識、意見にしてしまう、ちゃっかり池上彰の二番煎じだろう。
 読売が行った(14 ~16 日)の党員・党友調査によると党員票では安倍51 %で207 票、石破36 %、146 票となり、議員票405 では安倍が338 票で83 %、石破50 票12 %、不明17 票4 %。議員、党員票合計では、安倍545 票で67 %、石破196 票24 %となる。安倍陣営としては圧倒的な票差を付けて勝利しないと今後の政権運営に支障を来たすし政権末期に”死に体”になるのも早い。一方の石破してみれば惨敗に終わればもう政治生命は無きに等しい。世代交代の波に呑まれて一巻の終わりを意味する。
写真はフラワーセンターのハロウィンの飾り付けとジャック・ランタン、下は芝生に配置されたかぼちゃ


”巧言令色鮮し仁”

2018-09-09 12:45:43 | Weblog

「私は、取り戻します」(1)謙虚で正直で国民の思いに近い政治(2)透明・公平・公正な政治・行政(3)課題に正面から挑み決断する政治-を列挙し、「迅速に党風刷新」「官邸の信頼回復」などの言葉も並べた。これは9月の自民党総裁選への立候補を正式に表明した石破茂が記者会見で配ったビラだ。石破の特設サイトのプロフィルには、「正直、公正、石破茂」を強調しているが、1986年衆院選に「全国最年少議員」で初当選し、11期連続当選、農水相、防衛相、自民党幹事長、政調会長といった要職歴を得意気に明記して、自民党一筋の如く振舞っている。しかし自民党が野党だった93年、党の方針に反して「政治改革関連法」に賛成したのを機に離党し、小沢一郎(自由党代表)の手先となり新進党結党に参加した過去には触れていない。総裁選で不利になると判断したからに他ならない。この『隠蔽』に対して、ネット上では「不正直」「隠蔽体質」「インチキ」「印象が悪い」「消極的な自己防衛」と散散批判されている。石破は一般国民が忘れたり、知らない世代が多いと踏んでの事だろう。小沢、船田元などと組み、改革の会、自由改革連合、新生党、新進党、無所属と渡り歩き、自民党が政権復帰するや自民党に復党する狡さ。こんな『裏切り男』が自民党内で支持されないのは当然だろうし一般社会でも信用されまい。石破は首相の政権復帰当初に幹事長を務めたが、26年は安全保障法制担当相就任を固辞し、27年に石破派を創設した。28年には閣内残留も拒み、政権や党運営に積極的に関与せず、安倍政権との対決姿勢を強め「反安倍」勢力を取り込もうと、安倍批判をしても疾うに地金が出ており党内では相手にされていない。総裁選を見据えて頻繁に地方遊説を行い地方票の取り込みに精を出したが今回は地方票でも不利だとされる。「憲法改正は急ぐことはない、自衛隊を明記する必要はない」などと左翼野党立憲の枝野かと錯覚を起こさせるような言い分。尤も石破は「北朝鮮の核やミサイルは脅威ですが、いたずらに不安を煽るべきではありません」北朝鮮拉致議連の会長だった時も何もしていない。今度は「拉致問題の全面解決がなければ、何も進展しないというものからは脱却しなければならない」「東京と平壌に連絡員事務所をつくって、お互いに『本当にあなた方が言っていることは真実ですか』と日本政府が確認しないことに、どうして拉致問題の解決があるのか」と述べている。これに対して拉致被害者救う会の副会長で、福井県立大学教授の島田洋一氏は、「これは北朝鮮側に『死亡という調査結果を出してもいいですよ』と言っているのと同じだ。石破氏は拉致問題に無関心どころか妨害している」と憤慨している。安倍首相陣営は、「責任、実行。平成のその先の時代へ」と題した党員向けの政策ビラを作り、配布を始めた。「安倍晋三 5つの決意」として、政策の柱に(1)経済成長(2)社会保障改革(3)地方創生・国土強靭化(4)地球儀俯瞰外交(5)憲法改正-を掲げた。総裁選で圧勝し「石破を完膚なきまでにたたき、『ポスト安倍』の芽を断ちたい」とまで語る。石破の戦略が吉と出るか凶と出るかは間もなく明らかになるが、期待の地方票も望めず、惨敗の可能性が高い、これで石破は致命傷を負うのではないか。国民党の代表選は台風に襲われ、自民党総裁選は地震に見舞われた、災害多発国日本を象徴しているのだろうか。 子曰ク、巧言令色、鮮シ仁。=言葉を巧みに操って人の気を逸らさないように表面を取り繕っているような人物には、人としての最高の徳である仁に欠けている者が多いということ。 詐欺師=うまく人をだまして金品をだまし取る者。かたり。いかさま師。ペテン師。(大辞林)

  


台風に飛ばされた”国民代表選”

2018-09-05 13:20:00 | Weblog

 大型台風21号が襲来、徳島県南部に上陸、近畿地方を縦断、日本海に抜け北上して各地に風台風の被害を残して、北海道方面に抜けた。大型台風が日本中を暴れ回っている最中に都内のホテルで臨時党大会を開き、代表選の投開票を行ったのが、吹けば飛ぶよな国民民主党だ。正に党の行方を象徴するかのようだ。玉木雄一郎共同代表(49歳、衆院香川2区、当選4回、財務省出)が津村啓介元内閣府政務官(46歳衆院比例中国、同6回、日銀出)を制して新代表に選出された。任期は平成33年9月までの3年間。世論調査では国民民主党の支持率0.7%と顕微鏡的な数字だ、調査の誤差を考慮すれば限りなく支持率ゼロに近い。代表選は総数284の「ポイント」の獲得数で争われ、玉木は204ポイントを獲得し、74ポイントの津村に大差をつけた。国会議員61人のうち2人が無効票を投じた。地方議員の24.8%(188人)と党員・サポーターの68.6%(5万1395人)が棄権したのは彼等さえ、この党を見放した証左だろう。津村は「支持率はゼロ%台、このまま来年の参議院選挙に突入すれば、全国比例は当選ゼロという事態はありうる。衆議院選挙では、比例復活の枠はおそらくゼロだ。3年以内にこの党の議員は半数以内に激減する。このままの道を行けば、国民民主党に未来はない。この党は消滅危惧政党だ」と危機感を叫ぶが特効薬がない。何せ、3年3ヶ月に及ぶポッポ、カンカラの失政、失態、お粗末が現在でも響いており、玉木、津村両名も財務、経済政策のしくじりに一半の責任がある。一般国民は懲り懲りしている。ソッポ向くのは当然の帰結だ。玉木は挨拶で誠に勇ましく「総理や閣僚に迫りたい。臨時国会開会までが勝負」「論戦の先頭に立って、バッタバッタなぎ倒していく」と丸で“桃太郎侍”だ、安倍政権と対峙していく決意を強調したが、”負け犬の遠吠え”に聞こえる。議員は少ない、支持者も少ない、智慧もないのナイナイ尽くしでは空疎に響く。早速立憲民主党の幹事長福山に野党合同選対本部の秋波を送れば「現実的だと思わない」と木で鼻を括る冷たさ、近親憎悪という奴だろう。自民党でも9月7日告示、20日投開票で 総裁選が始まる。安倍晋三総裁と石破茂の一騎打ちとなる。その石破は日本獣医師政治連盟から100万円の献金を受けている。獣医学部新設が極めて困難となる「石破4条件」閣議決定させた。さて再選されたタマキンさんも日本獣医師政治連盟から100万円の献金を受けている。獣医師会総会で威勢のいい挨拶「獣医学部の新設は阻止する!」「与党の先生が言っているから大丈夫だと思うが、仮におかしなことになれば、私もしっかりチェックしたい」と大見得を切っている。玉木の父は長年牛や豚を診る産業動物の獣医師で香川県獣医師会の副会長だった、弟も獣医師だが現在ITの仕事をしていると言い訳をしている。獣医師会から献金を受けた4人の中の2人が与野党の代表になれば獣医師会の献金工作は効果があった。獣医師会の目は節穴ではなかった。

写真はニセゴイシウツボ下はモンガラカワハギ