マスゴミが露骨に石破を応援したにも関わらず総裁戦は大敗だったが石破は『200票取れば善戦』と読んでいたのが254票も獲得地方票45%の支持を得たのだから堪らない。記者会見で「純粋に党のため日本のためを思ってくれる人が半数近くいる。現れた結果を冷静に謙虚に見る姿勢は常に問われることだ」。この論に従うと安倍を支持した党員55%は『党のため日本のためを思っていない人が半数以上いる』ことになる。石破は『ポスト安倍』を期待された証拠だと頗る鼻息が荒い。石破の狙いは来年夏の参院選だ。2013年の参院選は自民党が圧勝した。この反動で自民党が苦戦して敗北でもすれば安倍総裁責任論が浮上『安倍下ろし』に淡い期待だ、参院選での自民党敗北を祈願して自民党総裁のタナボタを夢見る魂胆。具体的な政策は乏しく、汚沢一郎の二番煎じの地方重視の経済政策は中途半端で説得力もない。
石破の来し方を慮れば同士議員の支持が得られないのは当然だ。自業自得。今回石破を支持した議員はたったの73人、それも元派閥の親分青木幹雄の鶴の一声で竹下派参院議員が義理の投票も含んでのことだ。党内7派閥中5派閥の329人が安倍を支持した。5派閥の議員が石破支持に君子豹変はしないだろう。今回譲歩して安倍支持に回った岸田文雄政調会長が次期総裁候補に浮上して来る。石破は記者団に要職からの『石破派外しを巡り、「同じ党の同志だ。『誰を支持した』を判断基準にするのは、明らかに間違っている。国家国民に誠実な姿勢ではない」と批判したそうだが噴飯物だ。
安倍政権の地方担当相に任命され石破は4条件で縛り『獣医学部の新規設置』が絶対出来ないような岸盤規制をした。その前に日本獣医師政治連盟からチャッカリ100万円の寄付をせしめていた。石破の存在、行動は今後の自民党及び安倍政権の ”獅子身中の虫”だ。早期駆除が望ましい。